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ドリトル先生の名監督
第五幕その九
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「いや、凄いですね」
「こうした稽古の仕方があるんですね」
「しかしこれは凄いですね」
「面白いですね」
「しかも実際に勉強になります」
 お相撲のというのです。
「何かと」
「僕のいいところと悪いところがわかります」
「何か気付いたこともあります」
「やってみたい技とかも発見しました」
「うん、お相撲の基本はしっかりと守って」
 このことはしっかりと言う先生でした。
「そしてね」
「そうしてですね」
「そのうえで勉強していく」
「基礎を守って」
「そうしたうえで」
「お相撲の稽古と食事で」
 このことはそのままで、というのです。
「勉強していこうね」
「ですね、本を読んで」
「自分達で勉強」
「そうしたやり方もありますか」
「先生みたいなやり方も」
「あとね」
 さらに言う先生でした、皆でビデオルームで実際にお相撲の映像それも横綱同士の試合のそれを観ながらです。
「皆で話をすることも大事かな」
「ミーティングですか」
「それもですか」
「スポーツのチームではあるよね」 
 先生は皆にこのことを尋ねます。
「文化系の部活でもあるし」
「はい、あります」
「うちでもしています」
「ミーティングは」
「こちらもしています」
「それをもっとしようかな」 
 ミーティングをというのです。
「どうかな、それでお互いの長所と短所を指摘し合う」
「そしてですね」
「伸ばしていく部分やなおしていく部分をチェックし合う」
「そうしていくんですね」
「そうしたこともするんですね」
「そうも考えたけれどね」
 それをいうのです。
「どうかな」
「そうですね、じゃあ」
「先生の言われる通りにです」
「ミーティングもしてみます」
「その時間を増やしていきます」
「そうしようね」
 こうしてでした、相撲部の皆は先生の言う通りにです。
 勉強をしていってミーティングの時間も増やしていきました。すると相撲部の皆はかなり真剣に学んでいってです。
 自分達で自主的に長所や短所、そして的確な稽古や食事の仕方を学んでいってです。稽古をしていきました。
 そして先生にです、こう言うのでした。
「いや、斬新ですけれど」
「お相撲の稽古かな、って思う部分もありますけれど」
「凄く勉強になります」
「頭も使いますし」
「というか頭ですね」
「頭使うべきなんですね」
「うん、僕は本当にね」
 ここでもこう言う先生でした。
「スポーツは全部駄目だけれど」
「学問はですね」
「そちらから考えるとですね」
「やり方とかを考えられる」
「そうなんですね」
「だからね、僕なりにね」
 先生のやり方でというのです。
「考えてみて皆に話してみたけれど」
「確かに学問的ですね」

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