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逆襲のアムロ
36話 暴走 3.10
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* 砂嵐の根源

黒いモビルスーツはただひたすらと徐行運転でラー・アイムを目指していた。コックピット内には満身創痍なシローが無理やり搭乗させられていた。

「・・・」

このモビルスーツにはある特徴があった。一つはパンドラボックスに似たサイコフレームの結晶。これによりモビルスーツの制御を自律AIの様に可能にしていた。そして周辺の意識の汲み上げ。反戦、厭戦意識が高まるほど、人の念が強くなる。これを吸い上げてはサイコミュニケーターへの伝達速度を上げていった。

それで可能にしたことが2つあった。ひとつはこの砂嵐という天候。もう一つは土塊から生まれたシローの新しい体。

モビルスーツ内は培養液とも言えるもので満たされていた。元々あるドライブモードを耐える為の人体無害な水溶液だが、このモビルスーツは創造性を発揮しては乗り手にプラスになるようにと構築していく。それよりも優先事項としては周囲の期待に応えるということ。

最もこの場合の期待はエゥーゴやティターンズらとは相容れないものだった。それは抵抗できないものの願い。生きている者、死んで逝ったもの。恨みつらみと積もるものの想いは何よりも感受性があって刺激的なもの。要するに周囲の火力を要する全てのものがターゲットとなっていた。

故に砂嵐の直近で居る部隊がラー・アイム隊だった。

* ダカール上空 サイコアプサラス

夕暮れになり、戦闘継続も限界に迫ろうとしていた。エルランは圧倒的な火力による攻撃で今日中にダカールを火の海にする算段できていたが、アムロ、カミーユらの波状攻撃による抵抗でティターンズ・エゥーゴの混成軍がサイコアプサラスの空域に到達するに時間を稼がれてしまい、現状地上・空とダカール守備防衛隊に進軍を阻まれていた。

ゼロの援護もカミーユたちを攻撃を防ぐに手一杯だった。戦いは数だと言うことをエルランは改めて思い知らされていた。

「1個のビットでの攻撃は1個のモビルスーツほどの火力は無い。戦力に差が出てきたか・・・」

首都防衛隊長のブルタークも怒り狂う上司ウッダー司令により、サイコアプサラスの撃墜を厳命されてバイアランカスタムに搭乗して戦闘に参加していた。ゲタを履くジェガン部隊を叱咤していた。

「いいか。連邦に楯突いた狂信者を必ず討ち果たせ!この世から塵に一つ残すな!」

一つ一つの攻撃がサイコアプサラスに放たれてもビクともしないが、それはサイコフィールドによる斥力場の発生による。端から端までの斥力場の発生はサイコアプサラス自体の前進を阻んだ。エルランはそれを危惧していた。

かといえ主砲の射撃は戦闘効率的にこの部隊の群れに放つには勿体無い。やきもきしながらの戦闘をエルランは強いられていた。

既にアムロ、ユウも戦闘に加わり、ゼロに対峙しながら
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