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転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1452話
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 確認するように視線を向けてくるミナトに、頷きを返す。
 俺がラピスを養女としたというのは、以前の通信で話してある。
 だが、直接こうやって顔を合わせるのは今回が初めてだ。
 それだけに、ミナトも微妙に慎重になってしまうのだろう。

「初めまして。私はハルカ・ミナト。アクセルの恋人の1人よ」
「……ラピス。ラピス・ラズリ」

 ルリに対して行ったのと同じような自己紹介をするラピスに、ミナトは笑みを浮かべて目線を合わせるようにしゃがみながらラピスの髪へと手を伸ばす。

「……」

 そして、何故か長谷川からジト目を向けられている俺。
 いや、長谷川がナデシコに来るのは別に初めてって訳じゃない。
 当然その時にミナトと出会っている筈だ。
 ルリの保護者的な立場にいるミナトだけに、長谷川が以前ナデシコでミスマルを探す仕事を依頼した時にも会ってる筈なんだが……

「何だ?」

 ジト目を向けられたままだとちょっと居心地が悪いので長谷川に尋ねるが、それに返ってきたのは視線を逸らすという行為だった。

「別に。ただ、相変わらずアクセルの女好きは治らないと思っただけだよ」

 鼻を鳴らしてそう告げる長谷川だったが、俺はそれに対して言い返す事は出来ない。
 実際俺の現状を見ればそう言われても仕方のない事だったのだから。

「あら、その子もアクセルのお手つきの子?」

 色気という言葉を濃縮させたような感じで長谷川に告げるミナト。
 ……その言葉に、当然のように周囲から向けられる視線が厳しくなる。
 まぁ、ここはナデシコ食堂だ。当然のように整備員を始めとした者達が集まっている。
 正直、こんな場所でこういう話をしてもいいのかとも思ったが、ナデシコを実質的に支配……というのはちょっと違うか。ともあれ、そのほぼ全てを把握している。
 そんな状況でこの情報を漏らそうとする者がいれば、呆気なく判明してしまうだろう。
 可能性としては、アナログ的な手段……それこそ、ナデシコを降りて直接賊軍の手の者に情報を知らせるという手段もあるが、現状でそんな真似をするのは難しい。
 暫くの間半舷休息の類は予定されていないし。
 そもそも、以前ナデシコに潜んでいた賊軍の手の者は既に捕らえられている。
 未だに賊軍の手の者がいない……とは言い切れないが、その可能性は恐ろしく低いだろう。
 それにもし向こうに情報が渡ったら、それはそれでこっちがどれだけの本気を出しているのかというのを見せつける事が出来るので悪い事じゃない。

「ちょっと待ってくれよ。なんで私がアクセルのお手つきなんかに……」

 不満そうに告げる長谷川に、ミナトは何故か笑みを浮かべて口を開く。

「あら、そうなの? 貴方みたいな美人なら、アクセルが手を
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