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魔法少女リリカルなのは innocent 〜海鳴に住む鬼〜
鬼、挑戦する
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〜明星高校 中庭〜

先日の約束通り、俺はもう一人のチームメイトを賢斗達が連れてくるのを待っていた

「幹太さーん、お待たせしました」

声のする方へ顔を向けると、賢斗達以外にもう一人の人影が見える。どうやら女子の様だ、腰まである長く艶やかな黒髪、宝石のシトリンを思わせる力強く美しい黄色の瞳、他の女子と比べると少し背が高く、プロポーションもいい……

「紹介しますね、この娘が僕の友達の"舞川 静(マイカワ シズ)"ちゃんです」

「初めまして!私、舞川 静と申します!特技は歌とダンス!将来の夢は歌って踊れるシンガーソングライター!よろしくお願いします!」

なんか……清楚な見た目に反してかなりぶっ飛んだ娘が来たな……

「よ……よろしく」

あまりの勢いに少したじろいでしまった

「菓 幹太だ。高校一年…一応お前の先輩になる」

「幹ちゃん先輩ですね!」

「おいまてコラ」

コイツ今、なんと言った……

「その呼び方は止めろ……」

「じゃあ!くるみん先輩!」

「それもダメ!」

なんでコイツ俺の愛称知ってるんだよ……

「えぇ〜!絶対この呼び方の方がいいですよ!」

「スミマセン……静ちゃん、昔からこんな感じで。人を愛称で呼ぶのが癖みたいになってるんです」

賢斗の説明で少しは納得したが、それでもこの呼び方はだけはいただけない

「てゆーか、なんで皆は先輩のこと先輩って呼ばないの?」

「む、確かに……」

「そう言われてみれば……」

「僕達、ずっと幹太さんって呼んでましたよね……」

静の言葉で少し考える仕草をする。桜馬、宗輝、賢斗の三人……

「学校では先輩なんだから、ちゃんと先輩って呼ばないと!」

「うん……そうだね、此からは僕も先輩って呼びますね。幹太先輩」

「ワシもじゃ!宜しくのぉ先輩!」

「そうですね……私もそうしますよ。くるみん先輩」

「ちょっとまてコラ」

賢斗と桜馬はいい……だがな

「さっきも言ったけど、その呼び方は止めてくれ」

「えぇ〜なんで〜可愛いじゃないですか〜」

「そうですよ、親しみは大事ですよ」

静はともかく宗輝は完全に悪ふざけでやってるな……

「…………もう好きにしろ」

「ヤター!」

「ありがとうございます」

これ以上は疲れるだけなので此方からおれることにした。まぁ、クラスの奴等も止めろって言っても毎日言ってくるし……いいか

「……さて、今後の方針について話し合うんだよな?」

「そうですね、折角チームを結成したのですから。何か目標を持ちましょう」

「ハイハイハーイ!」

開始早々、静が全力で挙手している

「……はい、静
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