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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜番外編 語り継がれなかった軌跡篇
外伝〜”六銃士”の”鉄血宰相”への宣戦布告〜第3話
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「す、凄い!生身で戦車を……!ミ、ミレイユ准尉!ギュランドロス司令って、本当に俺達と同じ人間なんでしょうか??」

「そんな事は後で考えなさい!それより司令のおかげで”アハツェン”は混乱して孤立しているわ!”アハツェン”の部隊が孤立している間に包囲して一気に無力化するわよ!」

「イエス・マム!!」

一方ミレイユ達もギュランドロスの攻撃によって混乱し、孤立している戦車の部隊を巧みな運転技術で翻弄しながら包囲をして集中攻撃をして車輪をパンクさせたり砲口を完全に破壊し、ギュランドロスはミレイユ達の援護を受けながら戦車の無力化を次々と行った!

「―――いかん!孤立するな!固まって迎撃しろっ!!」

次々と包囲されて確固撃破されて行く様子を見たオーラフ中将は指示をし、指示によって残った戦車達は固まり始めた。

「だぁっははははははははっ!そっちの方が纏めてぶっ壊せるから手間がかからなくて助かるぜっ!俺の闘気が暴れ狂う!さぁいくぜ!奥義!豪震撃ッ!!」

「ぎゃああああああっ!?」

「ぐあああああああっ!?」

しかしその時跳躍したギュランドロスが一か所に固まり始めている戦車の部隊に膨大な闘気の刃を纏わせた大剣を叩きつけ、大剣が叩きつけられた瞬間天をも貫く衝撃波が発生し、衝撃波に呑み込まれた戦車の部隊はそれぞれ様々な場所が完全に破壊され、破壊されなかった戦車は転倒し、破壊された戦車や転倒している戦車の傍には乗組員達がうめき声を上げて倒れていた!



「馬鹿なっ!?まさかこれほどまでとは!?――――総員、直ちに下車し、白兵戦に切り替えろっ!!」

次々と無力化される”アハツェン”の様子に愕然とした後”アハツェン”はもはや足手纏いと判断したオーラフ中将の号令により”アハツェン”からは次々と帝国兵が下車し

「ほう?―――ミレイユ!向こうの希望通り、白兵戦で一気に決めてやるぞっ!」

「イエス・サーッ!」

対するギュランドロスも耳に付けているインカムでミレイユ准尉に指示をし、警備隊の装甲車はオーラフ中将の部隊を包囲するかのような位置で停めた後次々と警備隊員が下車し、それぞれ武器を構えてオーラフ中将の部隊を包囲していた。ギュランドロス達の活躍によって戦車の乗組員である兵士達の多くが重傷を負って既に無力化されていた為、戦力差はあまりにも違い、10人にも満たないオーラフ中将の部隊に対し、ギュランドロスとミレイユ准尉率いる部隊は数十人以上の警備隊員で包囲していた!

「クッ!?」

「何で自治州の警備隊如きがここまでやれるんだ!?」

警備隊に包囲され、圧倒的不利な状況になった帝国兵達は悔しそうな表情で唇を噛みしめ

「どうだぁ?俺達”六銃士”が鍛え上げた警備隊の連中は?」


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