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ドリトル先生の名監督
第四幕その二

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「そちらにね」
「先生そちらもよく行くよね」
「最近そうよね」
「中南米とね」
「こちらに」
「うん、楔文字の研究をしているからね」
 古代メソポタミアのその文字をというのです。
「だからなんだ」
「先生古代文明の研究もしてるからね」
「だからだよね」
「それで楔文字の研究もしている」
「だからなのね」
「うん、あちらにも行ってね」
 そしてというのです。
「研究しているんだ」
「そうよね」
「それじゃあ次はね」
「メソポタミア行きましょう」
「そちらにね」
 こうしたことをお話してでした、皆で今度はメソポタミアのコーナーに行きました、この日も時間の許す限り観て回って。
 そしてです、先生は博物館を出たところで皆にこうも言いました。
「この大学の博物館もいいよね」
「そうだよね、色々なものが揃っていて」
「学問に役立つよね」
「保存状態もいいし」
「凄くいい場所よね」
「何度来てもね」
 博物館を見つつ言った先生でした。
「ここは勉強になるよ」
「そうだよね」
「じゃあまただね」
「ここに来て」
「そして学問をするんだね」
「学問は本を読んで論文を書くだけじゃないからね」
 先生もそのことはよくわかっています。
「こうして博物館や動物園に行くこともね」
「学問で」
「そしてフィールドワークもだよね」
「先生そっちにも励んでるよね」
「フィールドワークもね」
「自分で足を運ばないとね」
 それこそというのです。
「わからないことも多いからね」
「だからだよね」
「先生はそっちも行ってね」
「学問をしてるね」
「そうしてるね」
「そうだよ、学問の為には」
 それこそというのです。
「足を運ばないとね」
「それがダイエットにもなるしね」
「運動にね」
「先生にとっていいこと尽くめ」
「まさにね」
「そうなんだよね、運動にもなるんだよね」
 こうして博物館に行ってその中を観て回ったりフィールドワークをすることもです。
「これがね」
「そうだよね」
「先生はそちらからも痩せてきてるしね」
「フィールドワークでもね」
「何かとね」
「イギリスにいた時なんて」
 動物の皆もこの時のお話をするのでした。
「先生ずっとお家の病院にいてね」
「日本で言う引きこもりの時が多かったから」
「患者さんが来なくて」
「もう暇で暇で」
「その時とはもうね」
 それこそとです、ご自身で言う先生でした。
「違うからね」
「そうそう、運動量もね」
「そっちもね」
「違ってね」
「歩き回ってるから」
「この前一日の歩数を測ったんだ」 
 先生がご自身で、です。
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