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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜番外編 アリサのお見合い篇
第4話
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申し訳なさそうな表情で答えかけたが

「先に言っておくけどエリゼさんがいるから駄目っていう理由は無しよ。元々このお見合いは重婚を前提としたお見合いなんだから。もし貴方が少しでも私の事を想ってくれるのなら、私は重婚を受け入れるし、エリゼさんにも頼み込むわ。」

「う”……………」

答えを封じられ、表情を引き攣らせて唸った。



「……………いきなりの事だから返事に困るのも無理ないわ。だ、だからその………もっと私の事を良く知ってから、その時に返事をちょうだい………」

「え、えっと………アリサの事を良く知るって具体的にはどうすればいいんだ………?」

「デ、デートよ、デート。お互いを知るには一般的でしょう?エリゼさんとも当然した事はあるでしょう?」

「それはまあ、あるけど………」

真っ赤な顔で言ったアリサの話を聞いたリィンは頷いた後考え込み

「…………………わかった。とりあえず返事はそれまでに保留という事で。それでどうする?もう、夕方だぞ?俺は明日の昼前の便でクロスベルを起ってメンフィルの帝都――――ミルスに戻らなければならないから、あんまり時間はないぞ?」

気を取り直してアリサの提案に頷いた後ある事に気付いてアリサを見つめて尋ねた。

「そうね………だったら―――――」

そして尋ねられたアリサが答えかけたその時

「―――日を改めてデートをなさればよろしいかと。」

なんといつの間にか二人の背後にいて微笑みを浮かべているシャロンが二人を見つめながら提案した!



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