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ネット通販は異世界最強なんだよ!(勘違い)・ω・`)ノ
010「妖精さん、物量を覆す策を授かる」
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『諦めたら、そこで戦争終了ですよ?』
『戦争は数だぜ、兄貴』

シルバーは、空に漂いながら、途方にくれていた。
600匹といえば、ちょっとした軍隊のようなものだ。
しかも、豚人間を短期間の内に討伐しないと、あっという間に数を増やして、プラス・マイナスゼロである。
戦争算術は残酷だ。

(……というか、こんな生物が繁殖してたら、人類滅亡寸前なのは当たり前だよな。
一体、どうすれば逆転できるのやら……。
1匹残らず討伐しないと、プラチナちゃんは、あいつらの慰み者にされるだろうし……)

それだけは嫌だ。
豚ごときに、好きな娘をプレゼントするなんて論外だ。
しかし、貯金も物資も足りない。知恵も足りない。数が足りない。

「はぁ……どうしよう。
600匹とか、無理ゲーしゅぎるだろう……。
なんだよ、これ、末期過ぎるだろ、この異世界」

『いや、勝てるだろ。常識的に考えて』

「……俺一人なんだけど?」 そう言いながらも、シルバーは、ネットの声に耳を傾ける。

『あいつら内部分裂して、仲の悪い集団が二つも出来上がっていると言っていただろう?
片方を焚きつけて抗争させれば、銃弾一発も使わずに、豚人間の数を大幅に減らせるはずだ。
それにアイツら馬鹿だ。セックスしか頭にない豚だ。
やりようは幾らでもある。
……俺の考えた策、聞きたいか?』

「うん」 

『先ほどの情報が正しければ、ペロペロ党は200匹、オッパイ党は400匹いる訳だ。
戦いは先制攻撃した側が有利だから、数が少ないペロペロ党を焚きつけて、先制攻撃させればバランスが取れる。
両者が抗争して、片方が勝利した後に、妖精さんが疲弊した豚人間を叩けば、楽に勝利できるという訳だ』

『ちょwwww頭良すぎるだろwww』
『単純ながら、良い戦術だお』

「おおっ!
俺でも何とかなるかもしれない!
ありがとう」

とっても救いになる知恵だった。
その策をどう実行すれば良いのかは謎だったが、楽に豚人間の数を減らせるという所に、シルバーは魅力を感じる。

『俺の言う事を聞けば、勝たせてやろう!』

「うん、わかった!」

『よしっ!まずは、妖精さんっ!女装しよう!
俺の考えた作戦、可愛い女の子が必須なんだ。
白いワンピースを着てくれたら、作戦の詳細を全部話す!』

『おまwwwwwww可愛い男の娘をみたいだけだろwwww』
『妖精さんに、なにいってるんだwwww』
『ちょwwwwwおまwwwwwwwww』

「じょ、女装は嫌だ!」

『妖精さん!エルフ娘を助けたいんだろ!』
『はよ!女装はよ!』
『プラチナたんとイチャイチャするために、男の娘になろう!』
『僕と契約して、女装美少年になろうよ!』

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