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ゲート 代行者かく戦えり
ヘリコプター解説(日本編)2
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た。2011年6月に第211教育航空隊(鹿屋航空基地)所属機が退役したことにより、OH-6Dの海上自衛隊における運用は終了した。






「OH-1」(48機)

用途:観測ヘリコプター

製造者:川崎重工業

乗員:2名

全長:13.4m

全高:3.8m

発動機:三菱 TS1-M-10 ターボシャフト

実用上昇限度:4880m

最高速度:290km/h

航続距離:550km(機内)750km(増槽搭載時)

武装:91式携帯地対空誘導弾×4


OH-1は、川崎重工業によって製造された陸上自衛隊の観測ヘリコプター(偵察機)。空中より情報収集を行う観測ヘリコプターは、長らくヒューズのOH-6 カイユースであったが、
更なる機能向上を目指して新型機導入が急がれた。防衛庁による選定の結果、川崎重工業が主契約会社となり、富士重工業と三菱重工業が協力すると言う形で計画がはじまった。総組み立てや主要部品を川崎、
中部胴体を三菱(名航)、エンジンを三菱(名誘)、後部胴体その他を富士が担当している。


以前から川崎では実用ヘリコプターの国産化に意欲を示しており、すでに設計準備の段階を終えていた。また、三菱も先行して国産ターボシャフトエンジンTS1の開発を進めており、
計画がはじまったのが1992年(平成4年)、設計開始は翌1993年だが、1996年8月6日に初飛行(数日前に三菱の純国産ヘリMH2000が初飛行)と言う異例の速さでの完成を果たした。
4機の試作機XOH-1は川崎での社内飛行実験を経て、翌1997年から陸上自衛隊で制式採用され、OH-1となった。


「観測ヘリコプター」は、日本領土に侵攻上陸した敵を低空から偵察し、地上攻撃部隊や戦闘ヘリコプター部隊に最新の情報を提供、戦術を支援する機体である。このため、敵に気づかれないよう極低空を高速で飛行する隠密性と速力、敵に気づかれて攻撃された場合も、情報を完全に伝えるために高い生残性を求められた。


最前線での生存率を高めるため、機体はAH-1Sにも類似した縦列複座(タンデム)式のコックピットを採用して胴体を細くした。レーダー反射面積を抑え、目視被発見を避けるとともに、前方から射撃された際の被命中率を下げるため、胴体幅は概ね1m以内に抑えている。搭乗員の生存率を上げるため、
座席部分は装甲化され、防弾ガラスを採用した。また、油圧系や操縦系はすべて2重になっている。


メインローターは4枚ブレードであり、
川崎式の無関節(ヒンジレス)ハブローターシステムを採用し、
操縦応答性の向上を図った。ローターブレードはブラックホークと同じく、12.7ミリクラスの銃弾にも耐えられるガラス繊維複合材料を用いている。

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