暁 〜小説投稿サイト〜
剣聖がダンジョンに挑むのは間違っているだろうか
序章
プロローグ
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話



【視点:一姫】



私――南一姫は自他共に認めるラノベオタクです。特にアニメ化したラノベは殆ど持っています。ハイスクールD×D、SAO、デアラ、ゼロ魔、このすば、落第騎士、ネト嫁、ダンまち、リゼロetcetc。挙げ始めたらキリがありません。

まぁ、ラノベオタクと言ってもラノベしか読まない訳じゃないんですが。才能に恵まれている癖に引き篭もりゲーマーの弟――樹が持っている漫画も読んだりしていますし。

ただ、興味を持っている比率としてラノベの割合が高いからラノベオタクに分類されるというだけの話です。そんなラノベオタクの私が、気が付いたら前後左右上下全方位が真っ白な謎の空間に拉致られていました。

目の前には社長椅子らしき豪華な椅子に中性的な容姿の子(性別不明、外見年齢10代前半)が座っています。


「転生の間にようこそ、南一姫さん」
「……は?」
「あなたはつい先程、車に撥ねられて死んでしまったんだ」
「え?」
「不幸な事故だった。まさか、ラノベを読み歩きしている30手前の女性が信号無視をして、それを車で撥ねてしまうとは運転手にとって不幸としか言い様がない」


………はうああぁぁぁ!!他人様に迷惑を掛けて死ぬとか、私ってば何様!?死因が完全に自業自得じゃないですか!!


「本来、死んでしまった人間の魂はあの世に送るものなんだけど、君も色々と現世に未練があるだろう。ラノベの続きが読めないとか、ラノベの続きが読めないとか、ラノベの続きが読めないとか」
「3回も言わなくていいです。事実ではありますが……」
「そんな訳で君を蘇生させることはできないが、代わりにラノベの世界に転生させることにした」
「は?」
「ラノベの世界に転生すれば当事者として続きを知ることができるだろう?という訳で、続きが気になる世界をこの中から選んでくれ」


目の前の子供――神と呼称しておきましょうか。神はそう言うや否や、ラノベのタイトルが書かれた紙を複数宙に浮かせた状態で提示してきました。

タイトルはハイスクールD×D、SAO、デアラ、ゼロ魔、このすば、落第騎士、ネト嫁、ダンまち、リゼロetcetc。全部私の持っているラノベで未完結のものばかりです。

ってか、今までの流れがこのすばっぽいんですが?これって、このすばを選べってことですか?でも、この中で一番続きが気になっているのは―――


「この世界でお願いします」
「ん?ああ、ダンまちの世界ね。んじゃ、次は転生特典を上げるから願いを4つ言ってくれ」
「え?転生特典って1つじゃないんですか?」
「ん?1つでいいならそれでもいいけど、4つまでなら何でも叶えてやるよ。君の前に転生した転生テスターの特典が4つだったから、これからの転生特典はそれで固
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ