3話 夜道には危険がいっぱい
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『ねぇ、お兄さん、ちょっと良いかな?』
目の前には白いワンピースに帽子の女の子が話しかけてきた
『何かな?』
嫌な予感がする…
『僕、買わない?』
あっ (察し)この子じゃないの逆切り裂きジャックって、幼い女の子って言ってたし…やばい…嫌な予感
『んや、断るよ』
『そうかー残念だなー…まぁ良いやバイバイ』
『そんだけ…んじゃ…っ!』
回れ右で帰ろうとしたその瞬間、ナイフが恐ろしい速度で放たれた、すんでの所で避けるも?に切り傷があった
「あーあ、残念だなぁ〜もう少し反応が遅かったら君楽に死んでたのになー」
「物騒な事で……てか日本語話せるんだ……びっくりだ」
「うん、確か一月前に殺したよ?そしたら何か言葉が解るようになったんだ〜」
え?何が怖いって?この国の巷を騒がせてる殺人鬼と遭遇した?そんな事では無い
そりゃいきなり良くわからない非日常的な世界に放り込まれたんだ、そんじょそこらの事では驚かないが…これは別だ
この女……
「やばいな……これ」
今の速度は常人には不可能である。何故なら
人間を辞めたような自分がギリギリで回避したのだから
まぁ転生したこの世界的にマトモな人間などいないだろうが…それでもだ……それに
「同類かよ……」
先ほどの発言
殺したら言葉を覚えた
自分には心当たりがある、それは先ほどまで恩恵を受けていたのだから
そうこの女は
「永劫破壊の使徒……」
俺の考えを纏めようとするも
「ほら!早く死んでよ!ほらほらほら!」
常人には視認が不可能な速度で走る刃を活動位階になった空はギリギリで避ける
「お断り!」
ナイフを引っ込める一瞬の隙を見逃さず、肉薄すると
「感電!』
両手の平を腹に添えて紫電を放つ
「うっ!」
効いたのか数歩後ずさりするもそれだけである。すぐ様回復したようで、ワンピースの裾を翻すと太ももに収まっていた数本のナイフを両手に握ると、笑いながら
「ねぇねぇ名前を教えてよ、お兄さん?こんな風な事をする人に会ったのは初めてだし僕がここまで楽しいのも初めてなんだ、忘れたくないからさ、良いでしょう名前くらい?」
まるで無邪気な子供が友達になろうよ、言ってるようなテンションで物騒な内容を話してる……
なんか聞いたことあるような、ないような台詞……まぁ
「空、櫻井空ってんだよ、殺人鬼テメェは?聞いたんだから答えろよ」
「良いよ、僕はね……」
その名前を聞
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