暁 〜小説投稿サイト〜
約1つのラベルと心臓
第n+7話 ガシーン!ショウダウン!
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ルカに紫色のリーゼントと赤色の2本足と青色の雄大な翼をつけた様な容姿で海を泳いでいた。
「癒やされるか?」
 イルカカは空気抵抗の強そうな体でバシャバシャ泳いでると思ったら、不意に顔だけを水面上に覗かせたり、随分自由に泳いでいた。
「……そろそろ来るわよ夏雄君みたいな人」
「本物だっつの」
 3頭のイルカカが大きく跳ねた。来るということで夏雄は身構える。
 イルカカ達が同時に思い切り水に飛び込んだ。
 それと同時に波のような水飛沫が最前列の夏雄達を襲い、


 溶ける前に帰ってきた。
 そして夏雄はいつものように付箋を見つけた。
『水清ければ都で右往左往出来る』
「つーかあいつはイルカカちゃんと観れたのかな?」
 美都子の書いた付箋を捨てながら、夏雄がポツリと呟いた。
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