優しい兵長とおっちょこちょいな私 3
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サ「私は、これです!! 」
そう言ってサシャは肩に掛けていた
ショルダーバッグからある物を取り出した。
それを見た私とハルカは固まり、
睨みあっていたミカサとクリスタも
サシャの持ってる物を見て驚く。
ク「そ、それって… 」
サ「はい! 紅茶とパァンです! 」
サシャの手には、片方はパンを、もう片方は
紅茶の茶葉が入ってる小さな袋を持っていた。
ミ「紅茶は珍しい嗜好品。調査兵団では手に
入らない。ので、何故あなたが持ってるの?」
サ「盗んだに決まってるじゃないですか! それに
皆さん紅茶だけでなくパァンも珍しいですよ?」
ハルカ「そのパンが?」
サ「そうです! このパァンの中にはお肉が!
入ってるのですよ!! サンドイッチみたいでしょう」
……待ってサシャ。
サ「このお肉はある人に頼み、頂いた物です」
パンとかお肉とかそんなのはどうでもいい。
その紅茶のパッケージ、どこかで見た事あるよ…
私は記憶を辿った__……
リヴァイ兵長にコーヒーを淹れろと言われ、
兵長の部屋に行った時、コーヒーの他にも
紅茶が置いてあった。
私は珍しいなと思い、箱の中身を見た。
その時に見た袋のパッケージと同じだ!
貴「サシャ…その紅茶は__ 」
サ「リヴァイ兵長の部屋から盗ってきた物です」
全「 !! 」
サ「兵士長とはいえ、紅茶をあんなに持っている
なんてズルいです! ある程度頂きました。
ですから、皆さん秘密ですよ?」
サ、サシャ〜っ!!!!
サ「私の秘密はこれだけです。
次、エネですよ。どうぞ! 」
えぇ!!? 兵長が気付いたらサシャは大変な事に!!
こんな時に私も言うの!?
貴「えっと! 私はリ、リヴァ__ 」
ハルカ「リヴァイ兵長が好きなんだよね」
貴「そうリヴァイ兵長が好きで__って
何でハルカが知ってるの!? 」
ハルカ「エネと一緒にいれば
誰だって分かるよ。エネ、いつも
兵長の事見てるし」
そんなに兵長の事、見てた!? 気付かなかった……
(ゴゴゴゴ…… )
な、何この殺気は……?
ミ「私のエネの心を奪うなんて、あのチビが! 」
ミカサの殺気だったのか…!
ク「私…より、あっちの方を選ぶなんて……
リヴァイ兵長、貴方を絶対許さない(ボソッ 」
貴「え、クリスタ?」
ク「(はっ) 何?どうしたの?(ニコッ (危ない…
ヒストリアになってる。今、私はクリスタだ)」
クリスタなら言わない言葉が聞こえたような…
気のせいかな?
スッ
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