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ソードアート・オンライン〜隻腕の大剣使い〜
第71話一攫千金ウエスタン
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オレがGGOにコンバートして、最初に知り合った隣を歩く女性プレイヤー・シノンにまずは安い武器屋に連れていってもらえる事になった。まさかコンバートしたら性別反転事故で女になったのがこんな場面で役に立つとは思わなかったなーーー

「ところで、総督府には何しに行くの?」

「あの・・・《バレット・オブ・バレッツ》っていうイベントのエントリーに」

「BoBに?」

「はい。コンバートなんで、他のゲームから能力(ステータス)を引き継いでるんです」

そう。オレの目的はGGO最強のプレイヤーを決めるイベント、《バレット・オブ・バレッツ》に出場する事だ。もちろん菊岡に頼まれた『死銃(デス・ガン)と接触しろ』という仕事を果たすために。死銃(デス・ガン)に殺されたと思われる二人の共通点、それは二人ともGGOの中でも上位に食い込むレベルのプレイヤーだったという事。オレのステータスの高さなら、恐らく死銃(デス・ガン)のターゲットとなり接触を図れるだろうとの事だ。

「・・・聞いていい?何でこんな埃っぽくて、オイル臭いゲームに来ようと思ったの?」

「え?」

このゲームをプレイしようと思った理由かーーー死銃(デス・ガン)の事は言わない方が良いよな。だったら何かしら理由を作ってーーーこれならいけるか。

「今までファンタジー系のゲームばっかりやってたんですけど、たまにはサイバーっぽいのも遊んでみたいなって」

これはでっち上げではあるが、実際オレが遊んでいたゲームのほとんどがファンタジー系が多かった。バーチャルMMOに関しては全部ファンタジー系のゲームが占めている。それにーーー

「・・・銃撃戦とかも、前から興味あったし」

「そっか・・・それでいきなりBoBに出ようだなんて、根性あるね」

「へへへ・・・」

銃撃戦に興味があったのは本当の話だ。ずっと前線に出て、剣を振り回すのがオレの戦い方だった。でもALOの亜利沙やアスナさんのように、後衛から弓や魔法で援護する戦い方もある。オレはアスナさんのように魔法は使えないし、亜利沙のように矢を放てないから、この中・遠距離から銃弾を放つ事であの二人の気持ちが分かるかなと思っていた。

「じゃあ色々揃ってる大きいマーケットに行こう、すぐそこだから」

「あ、はい」




******




連れてこられたのは大きな武器屋《MARKET》。大きなマーケットって言われたけど、まさか本当にマーケットって名前だとは思わなかった。しかも中を歩いてみる限り、品揃えがすごく充実してる。
GGOの武器は大きく分けて光学銃と実弾銃の二種類ある。
光学銃は軽量で命中率も高いが、プレイヤー用装備の《防護フィールド》で威力が半減する。だからBoBみたいな対人戦を
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