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陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
海上戦終幕
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の言葉であり俺自身も好意を向けられることに疑問を抱いているところだ

「ま、考えても仕方ねぇ。人それぞれに好みはあるもんだし、名前だけで好意を持つって奴もいるんだろ」

「それもそうだね〜それで返事はどうするの?」

「返事?」

「何言ってるの〜あんなの告白みたいなものでしょ?その返事だよ〜」

「あぁ...その事か」

そう言えば告白みたいなことを言われてた。それにしても貸出兵のしかも隊長である俺に好意を抱くとはこの少女相当な物好きだな。

「俺の考えも伝えて断るつもりだ。容姿、中身を見て、感じて、理解した後、それでも好意があるのならもう一度告白をしてくれってな」

「だってさ〜」

「き、気づいていたのですか?」

「ん〜まぁ、何となくだけどね〜」

李悠の返しに敷物の上に横になっていた少女がゆっくりと起き上がり口を開く。まぁ、不自然な寝返りとかしてたしな

「そういう訳で申し訳ないが今の告白は無効にしてもらっていいか?」

「それはもうもちろんです!?私こそ顔も知らないのに告白紛いな事をしてすみません」

パタパタと顔の前で両手を振る少女の顔はまた真っ赤だ。先程から見ていた限り照れとは別に慌てたり焦ったりすると顔に熱が集まり顔が赤くなる体質のようだ

「いや、状況はどうあれ好意を向けられるのは悪い気はしない。だから言わせてくれ、俺に好意を抱いてくれてありがとう」

「うぅ(それは卑怯ですよ暗闇さん)」

自然と口元が緩み微笑みが漏れる。何故か少女の顔が更に赤くなり俯きながら唸り始めてしまったが感謝の気持ちはつたえられたからいいだろう。

「あぁ、そう言えばお前名前は?」

「ふぇ?あ、えっと文月...です」

「文月だな。さっき言ったが俺は暗闇。こっちは李悠、んで未浪、あと一人優って奴がいるが今は席を外してる」

「よろしくね〜文月ちゃん」

「よろしくお願いします文月さん」

「こ、こちらこそよろしくお願いします」

優を除いた全員の自己紹介が終わり、そのまま雑談タイムに突入、話のキリがいい所で文月の告白劇(雑談)はお開きとなった

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