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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十二話 ファーストアラート 2
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隊長と二人で空を抑える」

なのはが立ち上がり、出撃準備に入った。

「ウッス、なのはさん。お願いします!」

ヴァイスがヘリの後部ハッチを開ける。外の空気がヘリの中に流れ込み、その風が緊張感を際だたせる。

「じゃあ、チョット出てくるけど、みんなもガンバって、ズバッとやっつけちゃおう!」

「「「はい!」」」「…はい!」

キャロの返事がワンテンポ遅れた。

(まだ緊張がとれないか?)

心配そうにキャロを見るアスカ。そのキャロに、なのはが近づく。

「キャロ、大丈夫。そんなに緊張しなくても」

優しく言い、なのははキャロの頬を両手で包み込む。

「あ……」

「離れていても、通信で繋がっている。一人じゃないから。ピンチの時は助け合えるし、キャロの魔法はみんなを守ってあげられる優しくて強い力なんだから。ね?」

「は、はい!」

キャロが、今度は元気よく答えた。

「うん、いいお返事」

ニコッと笑ってなのはが離れる。そして、開け放たれた後部ハッチまで歩いた。

(……みんなを守れる優しい力…)

なのはの言葉を、アスカは心の中で繰り返した。そして、自分が思い違いをしていた事に気づく。

(そういう事か…)

一人納得してアスカは、ハッチの近くまで歩み寄る。

「隊長、お気をつけて」

アスカが敬礼してなのはを見送る。それに続くように、スバル達も敬礼をした。

なのはは一度うなづき、そしてヘリから空中に身を踊らせた。

「レイジングハート、セットアップ!」





なのはが変身を終え、今度はフォワードメンバーが出撃を待つことになる。

ヘリに残ったリインが任務内容の説明を始めた。

「任務は二つ。ガジェットを逃走させずに全機破壊する事。そして、レリックを安全に確保する事。
ですから、スターズ分隊とライトニング分隊、二人ずつのコンビでガジェットを破壊しながら、車両前後から中央向かうです。
レリックはここ、7両目の重要貨物室。スターズかライトニング、先に到達した方がレリックを確保するですよ?」

「「「「はい!」」」」

声が揃う。キャロに戸惑いは無いようだ。

(さすが隊長だ。オレより上手くキャロの緊張を解いてくれた)

出撃しないアスカは注意深くキャロを見ていたが、もう大丈夫のようだ。

「そして」

リインが空中でクルリと一回転し、騎士甲冑姿にセットアップする。

「私も現場に降りて管制を担当するです!」

出撃前には似つかわしくない、愛らしい笑顔を浮かべた。

(曹長なりに緊張を解いてくれてるんだろうな…)

存在自体が微笑ましいリインを見てアスカはそう思う。

だが、その笑顔の効果があっ
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