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ハイスクールD×D 覚醒のAGITΩ
第四章:停止教室のヴァンパイアとバーニング
Ω?:無限の脱団/一時の終わり
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翔一も含めその場にいる全ての人物は、その存在の登場に声も出せずに驚いていた。

黒い髪に黒い瞳、ゴスロリ風のファッションをしている美少女の姿をしたドラゴン―――
無限を司るドラゴンと謳われる世界最強クラスの存在を前に絶句していた。

無限の龍神《ウロボロス・ドラゴン》オーフィス。……神が最も恐れたドラゴンの一角であり、
そして……

―――龍華翔一の家族である

そんなオーフィスは翔一とヴァーリの間に立って、俺を守るように立ちふさがっていた。

「これはどういうことだ、オーフィス。……君は今、何をしているのか分かっているのかい?」

ヴァーリすらも冷静を保ってはおらず、声音の端々に困惑感があった。

「……我、今、感じたことのない気持ちになっている」

するとオーフィスは耳に響くような静かな声で話し始めた。

「その気持ち、我、知っている―――我、怒っている」

「―――ッッッッ!!!!」

その時だった。

オーフィスはヴァーリに向かってドラゴンのオーラを噴出させる。
間近にいた翔一はそのオーラに驚いてそして頼もしいと思っていた
反対側にいる俺にまでオーフィスの力は伝わってきた、圧倒的なほどの力。
世界最強と言われるのが十分頷けるオーラ、そう翔一は感じていた

「翔一、我の大切な友達。故、我、許さない。……翔一を傷つけること、絶対に許さない」

「冗談が過ぎると言いたいところだけど、本気のようだね―――
まさか俺ともあろうものが強者を目の前にして足が震えるなんてねッ!」

ヴァーリは今まで味わったこともないような恐怖に襲われていた。
あのオーフィスの力をまともに感じているが故に

「おいおい、冗談きついぜ。……こいつはどういう状況だよ、翔一」

するとその時、アザゼルがオーフィスに警戒するような表情で槍を出現させて話しかけてきた。
いや、アザゼルだけではない。
その場に魔法陣が展開され、そこからサーゼクスやミカエルまでもが現れた。
そして各陣営のトップが全員集まり、そしてそれぞれがオーフィスを警戒していた。

「翔一、イッセーを連れてとりあえずそいつから離れろ。
そいつはヴァ―リやカテレアの組織でトップを張ってる野郎だ」

「翔一君、イッセー君と今すぐにその者から離れたまえ。……
ここは私も本気でいかなければならないということか」

アザゼルとサーゼクスは力を解放し、今すぐにでも戦い始めようとしている。
確かに、いきなりテロリストのトップが現れたら警戒するのは当然のことである。
だが翔一はそんなものお構いなしにオーフィスに話しかけた。

「オーフィス……お前…禍の団、脱団するんじゃないのか?」

「…………我、その質問に頷く」

するとオ
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