暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜菫の軌跡〜(閃篇)
第4話
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
ルーレ行きの列車に乗り込んだリィン達はガイウスから実習地である”ノルド高原”についての説明を受け始めていた。



〜列車内〜



「―――それでは、実習地である”ノルド高原”について説明しよう。”ノルド高原”は、エレボニアの北東方面にある高原地帯だ。ルーレ市の北に広がる”アイゼンガルド連峰”を越えた先にある。」

「”アイゼンガルド連峰”……かなり大きな山岳地帯よね。列車だと、幾つものトンネルを抜ける必要がありそうだけど。」

「ああ、帝国に来る途中、何度もトンネルを通ったものだ。そこを越えると一転して遥かなる北の山々に囲まれた広大な高原が広がっている。帝国軍の拠点などを除いて人が住んでいるのは俺の故郷である”ノルドの民”の集落のみ……人よりも羊の方が多いくらいだ。」

「なるほど……まさに異郷の地って感じだな。」

「うふふ、牧歌的な場所で癒されそうね。」

アリサの質問に答えたガイウスの話を聞いたリィンは頷き、レンは微笑んだ。

「あと、ノルドといえば……”軍馬”の生産と育成でも知られているな。」

その時ある事を思い出したユーシスはガイウスに視線を向けた。



「ああ、ノルドの民は馬と共に生きているからな。今でも、帝国人向けの馬を育てることを生業としている。」

「そういえば、実家の馬もノルド産と聞いた事があるな。」

「たしか馬術部の馬もそうじゃなかったかしら?」

「ああ、全てそうだ。エレボニア帝国の紋章である”黄金の軍馬”……あれもノルド産の軍馬がモチーフになっているらしい。」

「ノルド高原はドライケルス大帝が挙兵したという逸話もあるし……帝国とは歴史的にも縁が深い土地みたいね。」

ガイウスの話を聞いてある事を思い出したリィンは呟き、アリサの疑問にユーシスは答え、レンは静かな表情で呟いた。

「そうね……って、レンはよくそんな事も知っていたわね?」

「王国の出身なのに帝国の歴史について随分と博識なんだな。」

レンが帝国の歴史について詳しく知っている様子にアリサとリィンはそれぞれ興味ありげな表情でレンを見つめた。

「うふふ、レンは”天才美少女”だからそのくらいは知っていて当然よ♪」

そして小悪魔な笑みを浮かべて答えたレンの自画自賛な答えを聞いたリィン達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。

「フン……前より更に自分の事を自画自賛しているとは相変わらず調子のいいガキだ。」

「というか自分を”美少女”って言うなんて厚かまし過ぎよ。まあ、確かにレンの容姿はかなり可愛いのは事実だけど………」

ユーシスと共に呆れた表情をしたアリサはレンを見つめた。



「フフ………それと高原の南端には”ゼンダー門”と呼ばれる帝国軍の
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ