暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜レン皇女との面会協力〜
[1/6]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
〜グロリアス・客室〜



「おお……!」

「ああ……!」

レンを見たハロルドは明るい表情をし、ソフィアは涙を流し

「あ〜!スミレ色のお姉ちゃんだ〜!」

コリンは無邪気な笑顔でレンを見つめ

「………………………”初めまして”。”ハロルドさん”、”ソフィアさん”。私の名前はレン・H・マーシルンと申します。」

レンは複雑そうな表情でハロルド達を見つめた後上品な仕草で会釈をし

「なっ!?」

「レ、レンちゃん!?」

「ええっ!?」

「お、おいおいおい……!仮にも本当の両親に向かって初対面扱いはねえだろう!?」

「…………………………」

「レン姫………………」

レンの言葉を聞いたロイドとエリィ、リィンは驚き、ランディは声を上げた後目を細めてレンを見つめて指摘し、リフィアは黙って真剣な表情で不安そうな表情をしているエリゼと共にレンを見つめ

「何の事かしら?レンの名前はレン・H・マーシルンで”パパ”はリウイ・マーシルン、”ママ”はペテレーネ・セラ。この名を名乗る時より”レン・ヘイワース”という名の少女はこの世から消え去っているわ。」

レンは静かな表情で答え

「フム…………あくまで”レン姫”として接するつもりなのか……」

「そ、そんな…………」

レンの答えを聞いたワジは真剣な表情で呟き、ノエルは辛そうな表情でハロルド達を見つめたが

「……いいのです、皆さん。」

「はい…………私達はこの娘に嫌われて……いえ、憎まれて当然の事をしたのですから…………」

ハロルドは真剣な表情で呟き、ソフィアは悲痛そうな表情で呟き

「ふえ〜?」

周囲の空気を理解していないコリンは首を傾げていた。



「それで…………私に面会したいとの事ですが、一体何の御用でしょうか?」

そしてレンは真剣な表情でハロルド達を見つめて尋ねたその時

「――――すまないっ!」

「――――ごめんなさいっ!」

ハロルドとソフィアは同時に頭を深く下げた!

「………っ!…………………」

2人の行動を見たレンは目を見開いて驚いた後複雑そうな表情でハロルド達を見つめ

「私が……あの時、危険な相場に出さなければレンに辛く、悲しい思いをさせる事はなかったのに……!すまない……!私が不甲斐なかったばかりにレンに辛く、寂しい思いをさせて…………!」

ハロルドは辛そうな表情で答え

「いいえ!あの時、私が知り合いに預ける事に賛成した事が悪かったのです……!ごめんなさい……!ごめんなさい……!」

ソフィアはハロルドの言葉を否定した後涙を流しながら謝罪していた。

「……………………………………御二人共、顔を上げて下さい。」


[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ