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STARDUST唐eLAMEHAZE
第一部 PHANTOM BLAZE
CHAPTER#18
戦慄の暗殺者W 〜Marionette in the Mirror〜
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【1】

「スタープラチナァァァァッッ!!」 
 承太郎の背後から瞬現したスタンド、スタープラチナが長い鬣に
白金の燐光を散りばめながら頭上から迫る紅世の少女、
マリアンヌに向け素早く対空迎撃の構えを執る。
「せぇいッッ!!」
「オラァッッ!!」
 マリアンヌは清廉な声で半身の廻転による遠心力を加えた
長 衣(ストール)による打ち下ろしの閃撃を。
 承太郎は猛々しい咆吼で片膝を落とした反動による捻りを
加えたスタンドの対空抉撃(けつげき)を同時に放つ。
 その閃撃と抉撃とがブツかり合う瞬間、承太郎は意図的にスタンドの拳を
逆回転して引き抜き、動作に連動したスタンドの爪先でリノリウムを罅割りながら
バックステップで背後に高速で飛び去った。
「!?」
 不意を付かれたマリアンヌの放った閃撃は、目標を失って宙を泳ぎ
最終的には硬く冷たいリノリウムの床へ着撃した。
 

 ヴァガァァァァァァァァァッッッ!!!


 けたたましい号音で床が爆砕し、階下に突き抜けてバラバラになった
破片と粉々になった土台のコンクリート、そして長 衣(ストール)に編み込まれた
不可思議な能力(チカラ)によって合成が解除されたのか
多量のコルクの粉塵が白い空間へ舞い上がる。
 承太郎はその怪異に意識を奪われず、具に状況を分析した。
(やっぱりな……曾祖母(ひいばあ)サン(こう呼ぶと怒るがな)の 「首 帯(マフラー)」 と同じで、
アノ 『長 衣(ストール)』 にはジジイの 『波紋』 みてーな
何か妙な力が滞留しているようだ。
十分に水を吸わせた手織りの(たすき)
丈夫な樫の木でも砕いちまうらしいが、
コレはそんなモンとは次元が違う……
しかしどうやら威力がバカデケェだけで
“触れただけで” どーこーなるとかはなさそうだ。やれやれだぜ)
 フル稼働させた脳細胞と交感神経とを宥める為、
承太郎は学ランの内ポケットから煙草を取り出して火を点ける。
 昨日の花京院との戦いで、承太郎は既にDIO配下の者達の
戦闘に於ける 「狡猾」 さに気がついていた。
 ソレは、 逆説的だが “自分が優位に立っている時ほど危ない” という事だ。
 現に昨日も、自分が圧倒的優位に立っていた状況から
花京院の必殺 『流法(モード)』 輝く翡翠の魔連弾、
『エメラルド・スプラッシュ』 によって戦況はいともアッサリと逆転したのだ。



“相手が勝ち誇った時ッ! そいつは既に敗北している!!”


 
(やかましい! テメーに言われなくても解ってンだよ! クソジジイ!)
 何故か脳裏に甦った祖父の言葉に、その実孫は心の中で毒づいた。
「意外に臆病なのね?  空条 承太郎? 
そんなにご主人様の創
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