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Tales Of The Abyss 〜Another story〜
#33 2つの素敵で綺麗なもの
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安堵の表情を浮かべていた。
「大丈夫………そうね。 良かった…… 急に頭を抑えたと思ったら倒れるんだもの。咄嗟に抱きとめる事が出来たから、外傷はないと思うけど……大丈夫?」
アルの顔をじっと覗き込むティア。
「あ… ありがとう… ティア…///」
今、自分自身の頭に感じるのはティアの柔らかい感触、暖かなぬくもりだった。
そして、ティアの顔が直ぐ傍にある事もそうだ。
抱きとめてくれた事、そして 今も自分の身体で、支えてくれている事もはっきりと理解したアルは慌てて身体を起こそうとする。
「っっっ/// て、ティア。もう大丈夫だから!」
アルは、恥ずかしさもあって、起こそうとするのだが。
「無理しては駄目。苦しみ方が尋常じゃなかったんだから」
ぎゅっと抱きしめられて、起き上がる事が出来ない。その身にゆだねる事しかできない。……力ずくで、振り払う訳にもいかないから。
「え、えっと…………そっ…そのっ! て、ティア……えと、あ、あぅ……。………恥ずかしい……んだけど………」
アルの声はとても小さい。だからこそ、ティアには何を言っているのか判らない。
「え? アル? 大丈夫なの?」
アルの声を聞き取ろうとする為……、ティアは顔をさらに近づけてきた。
それははっきり言えば、逆効果である。更に気恥ずかしさもあって、声が小さくなってしまうアル。
「ッツ〜〜〜//!!」
最終的には、ティアの顔も見る事が出来なくなってしまい、暫くの間、アルはそっぽ向く事になるのだった。
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