暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜日常と、崩壊の故郷〜
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フェイト達がこの町にやって来てから数日、彼女にとって新しいことの連続だった。


「「こんにちわー!!」」

まず、フェイトの家に、すずかとアリサが遊びに来たのだ。

お互いの事はなのはを通してビデオメールの事で知り合っていた三人は、すぐさま意気投合。
部屋でワイワイと遊びだした。

「初めまして、でいいのかな?月村すずかです」

「アリサ・バニングスよ」

「フェイト・テスタロッサです。えっと・・・」

「「なに?」」

「アリサ、すずか。よろしく」

「「うん!!」」



そしてまずは一旦、リンディと共になのはの両親のやっている喫茶店「翠屋」へと向かい、なのはの両親に挨拶にむかう。

どうやらこっちはこっちですぐに仲良くなったようだ。
外のテラスではなのはたちがおしゃべりをしている。

「わー。ユーノくん久しぶり!!」

「あんた、どっかで見たわね」

動物モードのユーノとアルフを抱えるすずかとアリサ。
腕の中でキューキュー言ってるユーノと、ぎくりとするアルフ。

『ユーノくん・・・がんばって!!』

『アルフもごめん』

二人に念話で話しかける二人に、構わないよと返す動物組。

「ショートケーキです」

「え?あ、ありがとう」

と、そこにケーキを持ったウェイターがやってきてそれを置いていく。

「モンブランです」

「あ、はい」

「チョコレートケーキです」

「まっ、え?」

「チーズケーキですトルテですシフォンケーキですカステラですマフィンですロールケーキです蒔風ですミルフィーユですホットケーキですマドレーヌですバームクーヘンです」

「ちょっと待ちなさーーーーい!!!」

次々とケーキを置いていくウェイターにアリサがキレた。
すずかはポカンとウェイターを見つめていた。

「えっと・・・舜君?何やってるの?」

「無論、手伝いだよ。前回泊まらせてもらったのに、全然恩返しできなかったからね」

なのはと蒔風は何でもないように話し始め、それに気付いた二人が驚いた。

「ええ!?舜君!!??」

「舜!!あんたこんなところで何やってんの!?このケーキは何!?」

そう言いながら掴みかかってくるアリサ。

「おいおい、やめてくれ。のぉうみぃそがぁしぇぇいくぅさぁれぇるぅ」

アリサが蒔風の首をグワングワン揺らしながら問いただしたので、蒔風の言葉がぶれる。


「急にいなくなっちゃうし、どこで何やってたのよ!!」

「いやあ・・・ちょっとね!!」

「うきーーーーー!!そのしてやった感じの顔が腹立つ!!!!」

そう言ってから席に座りなおす五人。

「じゃあ舜も学校に戻ってくるの?
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