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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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しかし、いくら待っても
ヒロシが戻る気配はなく、かれこれ
1時間が経過した。




ヒカリ:「ヒロシ君、遅いわねっ」



サトシ:「もう5時半か、、」



カラオケ店の影でヒロシを待つ2人だったが、
既に日が暮れ始めた。





ヒカリ:「電話も繋がらないし、
一体どこ行っちゃったのかなー、、、」



サトシ:「そうだなー、、、ん?
ヒカリっ、駐車場に警備員がきたぞ」



ヒカリ:「え?、、あっ、本当だわっ」



サトシ達が駐車場を眺めていると、
警備員が駐車場に入ってきた。



ヒカリ:「車を一台ずつ確認してるわ、、、」



サトシ:「他所(よそ)から戻ってきた車体に
異常がないか確かめてるのか、、」




ヒカリ:「困ったわねー。監視カメラに
警備員まで来ちゃったら、余計
機器を取り付けられないわっ」









サトシ:「うーん、、、そういえば、
ヒロシの奴リュック置いていったよな?」




ヒカリ:「あ、うんっ!」



サトシ:「開けてみよう!」



ヒカリ:「えっ、勝手に開けて大丈夫なの?」





サトシ:「大丈夫だよ!ヒカリの
リュックと違って見られちゃマズイもんは
何も入ってないから!」



ヒカリ:「バカッ!」


ビシッ


サトシ:「いてっ!」



サトシはヒロシのリュックの中身を開けた。




サトシ:「えーっと、双眼鏡と
マジックミラーと、、、無線機、、」



ヒカリ:「その透明な複数の袋に入ってる
白い粉は何?、、もしかして、、」



サトシ:「”ねむりごな”って書いてある」



ヒカリ:「ねむりごな!」


ヒカリ(良かったっ)



サトシ:「、、、ヒカリっ、いい作戦が
思いついた!」



ヒカリ:「え?」



サトシ:「先ず、あの警備員を、、、」



サトシは思いついた作戦を
ヒカリに説明した。









ヒカリ:「ちょっと!それ大丈夫なの!?
少し危険すぎない!?」





サトシ:「動いてみなくちゃ
何もわかんないだろ?シルフの事も、
ポケモン達の事も!」





ヒカリ:「うーん、、、」



サトシ:「ヒカリ、、、弱気になっちゃダメだ。
俺達なら出来る!旅をしていた時の事を
思い出すんだ!」



ヒカリ:「えっ、、、」








サトシに言われ、
ヒカリは旅をしていた時の記憶が
頭の
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