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守るべきもの
守るべきもの-10

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〜無人島〜


真姫「ん……ここは…?」

にこ「良かった……無事だったのね」




真姫が気づくと、何処かの島の浜辺に流れ着いていた





にこ「私達の他には誰もいないみたいね……」

真姫「え?操縦士さんは?」

にこ「……分からない…この辺りには流れ着いていなかったわ」

真姫「そう…」




そして二人はその島を調べ始めた







にこ「取り敢えず燃えそうな木は集まったわね」

真姫「にこちゃんて…サバイバル得意だったのね」

にこ「まぁね、従兄弟にそういうのが詳しい人がいて小さい頃よく教わったから」

真姫「そんな人がいたのね」





にこが色々話始めたが、今の真姫はリーフラッシャーが無いことに不安を感じていた




真姫(どうしたらいいの…?)

にこ「ちょっと、聞いてるの?」

真姫「え?あぁ、何?」

にこ「はぁ…気持ちは分かるけど、こういう時は暗くなっちゃダメよ」

真姫「うん…そうね、ありがとう」

にこ「それじゃあまず火を起こさないとね」

真姫「その煙で誰かに気付いて貰うってこと?」

にこ「そういうこと!!それと暖を取る為もあるわ」



そして暫く、にこの指導のもとサバイバル生活が始まった


しかし、助けが来る 気配は全くなかった







にこ「それにしても…あの時何が起こったのかしら」

真姫「一瞬だけど、窓から怪獣みたいなのが見えたわ」

にこ「それじゃ怪獣に襲われたってこと?」

真姫「そういうことになるわね」

にこ「そんな……ゴホッゴホッ」

真姫「にこちゃん大丈夫?」

にこ「大丈夫、何でもないわ……ゴホッ」

真姫「顔も赤いし……スッ……熱もあるじゃない!!何が大丈夫よ、体調悪いなら言いなさいよ」




真姫は草や上着を敷いてそこににこを寝かせた





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