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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(零篇)
第75話
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真剣な表情で考え込んでいるティオやセティ達に気付いたロイドとノエルは尋ねた。

「………どうやらこの場所は何らかの”儀式の間”だった可能性が高いかもしれません。それも生贄などを奉げるような禍々しいたぐいの……」

「そうね………その紋様から強烈な”魔”を感じるわ………」

一方尋ねられたティオは答え、エルファティシアが説明を補足した。

「い、生贄………!?」

「ええ………赤黒く見える染みの跡は多分、血糊ではないかと。成分を分析してみないと正確なことはわかりませんが………」

「ゾッとしねぇ話だな………」

「でも、どうして教会の遺跡にそんなものが………」

ティオの話を聞いたロイドが考え込んだその時、再び鐘の音が聞こえて来た!

「ま、また………!?」

「クッ………今度はなんだ!?」

鐘の音が聞いたノエルは驚き、ロイドは警戒した。すると目の前の魔法陣から巨大な悪魔のような姿をした存在が次々と現れ、合計で4体現れた!

「こいつは………!?」

「あ、悪魔………!?」

「気を付けてください……!どれも物凄い”霊圧”を感じます………!」

「ええ!恐らく目の前にいる悪魔達は上級クラスの悪魔達よ!」

目の前の敵達を見たロイドは驚き、エリィは警戒の表情になり、ティオとエルファティシアはそれぞれ助言した。

「おいおい、俺たちゃ教会の悪魔祓い(エクソシスト)じゃねえんだぞ………!?」

「来ます………!」

ランディは目の前の敵達を睨んで叫び、ノエルは今にも襲い掛かってきそう敵達を見て警告し

「力を貸して―――メヒーシャ!」

「頼む―――ルファ姉!」

「一体は私一人で引き受けます!あとの3体は皆さんで分担して、滅してください!」

エリィとロイドはメヒーシャとルファディエルを召喚し、リタは敵達を睨みながらロイド達に言い

「メヒーシャ!1体は貴女一人に任せるわ!その代わり、ロイド達の援護は私がするわ!」

「わかりました!」

ルファディエルはメヒーシャに指示をし

「セティ、シャマーラ、エリナ!君達に1体を任せてもいいか!?」

「はい!」

「まっかせて!」

「お任せ下さい!」

そしてロイドの指示にセティ達は頷き、

「エルファティシアさん!セティ達の援護をお願いします!」

「わかったわ!」

さらにエルファティシアにも指示をし

「よし―――行くぞっ!」

号令をかけて戦闘を開始した!



こうしてロイド達は悪魔達との戦闘を開始した………!



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