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とある科学の裏側世界(リバースワールド)
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ep.005 我紋駿河(バキューム)
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年は神薙の腕を掴むと、背負投げの体勢になり、神薙を背負うとそのまま神薙を地面に叩きつけた。

「カハッ!!」

「足りないなぁ。」

次に騎城が能力で、相手に掛かるダメージを上げて、拳をラッシュで決める。
しかし、少年は防御の体勢すら取らず、拳を食らい続けるのみだった。
少年は騎城の拳を1発避けると、そのまま背後に回って蹴りを加える。
騎城は強烈な蹴りで吹き飛んだ。

「まだだ、全然足りない。」

「チッ、不死火鳥(フェニックス)ッ!!!!」

次に桐崎が能力を纏いその手に炎を溜める。
炎で見えなくなった拳を桐崎は構える。

「燃え尽きろ!!」

次の瞬間、桐崎の拳に溜められていた炎は、まるで火炎放射のように少年に向けて飛んでいく。
今度こそは間違いなく避けなければ死んでしまう。
だが、少年はやはりびくともしなかった。
シュルシュルシュルシュル......

「なっ..........」

桐崎は衝撃を受けた。
自らが放った炎は少年の体内へ吸い込まれていく。
そして放たれた炎がすべて少年の体内へ入ると、桐崎に急接近し、勢いを乗せた強力な回し蹴りを食らわせる。
桐崎は首元に回し蹴りを食らい、吹き飛ぶと同時に意識を失った。
地面に落ちた桐崎は意識を失っていたが、能力の影響で体が自動再生を始めていた。
studentのメンバーを数名片付けた少年は、意味不明なことを言い出した。

「さてと、中々溜まったな。
誰から仕留めようかな。」

少年はそう言うと野口の目の前まで迫り、拳を振る。
野口はその拳をガードした。
しかし、それで終わりではなかった。
少年の拳は突然、光を放つ。
野口は異変を察知し、後方に下がろうとしたが、1歩遅かった。

「遅かったな、爆ぜろ!!!」

キュィィィィィィィィィィィィィイイイイン!!!
ドゴーーーーン!!!
光を放つ拳は爆発し、野口は吹き飛ばされる。
野口は衝撃でグルグル回転し、後ろにあった壁に激突し、頭を強打した。
額からはゆっくりと血が流れだす。

「次は.......」

少年は次に箱部に急接近し、目の前に付くと、うっすらと光を放つ拳を構える。
キュィィィィィィィィィィィィィイイイイン!!
一方の箱部は突然過ぎて脳が追い付いていなかった。

「爆ぜろ!!」

爆発の直前に箱部の脳は状況を整理したが、何をするにも手遅れだった。
が、突然池野が箱部をお姫様抱っこのようにして抱えると爆発の直前に地面を蹴って回避した。

「いっ...池野くん..!?」

「はぁ...はぁ.....危ないよ.....箱部さん....。」

池野は若干、息を切らしていた。
だが、そんなことを気にしている余裕はなかった。


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