第46話
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するとロイド達の目の前に人の顔の姿をした得体のしれない魔獣達が現れた!
「なっ………!?」
「キャアアアアアッ!ぼ、亡霊………!?」
「クスクス、定番の反応ありがとう、エリィお姉さん。まあ、それはそれとして………ある意味予想していた通りの”魔物”達が現れたわね。」
突然現れた得体のしれない魔獣達を見たロイドは驚き、エリィは悲鳴を上げ、エリィの様子にレンは小悪魔な笑みを浮かべた後興味ありげな表情で魔獣達を見つめた。
「やっぱり出た………!」
「ビビッてるヒマはねえ!来るぞ!」
その後ロイド達は協力して得体のしれない魔獣達を撃破した。
「ふう………何とか終わったか………エリィ、大丈夫か?」
戦闘が終わった事を確認したロイドは仲間達と共に武器を収めた後幽霊に対して一番恐怖を抱いていたエリィを心配した。
「え、ええ、何とか………そ、そそそ、それよりも今のはっ!?」
ロイドに心配されたエリィは頷いた後先程撃破した得体のしれない魔獣達の事をすぐに思い出すと身体を震わせ
「モロに亡霊だったな………気色悪い光と一緒に消えていきやがったし……」
「というか今の魔獣―――いえ、”魔物”は”影の国”でも見かけたわよ。ロイドお兄さんも見覚えがあるわよね?」
「ああ………今の魔物は間違いなく”深淵”や虚構と化したグランセルが夜になった際に徘徊していた魔物の種族に属しているタイプだろうな………」
ランディは疲れた表情で溜息を吐き、レンに視線を向けられたロイドは”影の国”出会い、何度も戦った事がある魔物を思い出していた。
「それと………やはり上位三属性がはっきりと働いていましたね。どうやら、何らかの理由でこの遺跡は”霊的な場”になっているのかもしれません。」
「霊的な場か………」
「そういえば………さっき、屋上の鐘が鳴ってましたけど………まさか鳴らしていたのはゆうれ―――」
ティオの説明にロイドが考え込んでいる中ノエルがある推測を口にしようとしたが
「ストップ、ノエルさん!た、たぶん風で鳴っただけよ!ええ、そうに決まってるわ!」
「お嬢、必死だなぁ。」
エリィが必死の表情で制止し、その様子を見たランディは溜息を吐いた。
「気持ちはわからなくないけど………いずれにせよ、今の戦力なら何とか探索する事は出来そうだ。曹長、このまま先に進むかい?」
「ええ――――お願いします!」
そしてロイドに今後の方針を確認されたノエルは力強く頷いた。
「ううっ……行くしかないみたいね。」
「まあ、こちらの攻撃が通じるだけマジではないかと。」
「そうね。上位属性も働いているからその点も注意しながら進みましょう。」
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