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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
異伝〜未来への系譜〜
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エレナを見たドギは驚いた後、エレナの服装や剣を見て戸惑った。その後アドル達は事情をドギに話し始めた。



〜イース・中枢〜



「………………………………」

清らかな雰囲気に包まれた神殿内で石化しているフィーナは幸せそうな表情で姉と共に漆黒の宝珠に寄り添い、使命を果たし、愛する人との間にできた新たなる命を産むその時を待ち続けていた………





<空の勇父> アドル・クリスティン

<空の聖母神> フィーナ

<光の白騎士> エレナ・ストダート



”影の国”から帰還したアドルは”影の国”で再会し、共に着いてきたエレナと相棒のドギと共にさまざまな冒険をし、50歳を過ぎると生家にエレナと共に戻り、自身やエレナの体験を振り返って百余冊を超える冒険日誌を執筆し、生家の地下室に大切に保存した。また執筆した冒険日誌の中には”外伝”という形で”影の国”の出来事を執筆し、後の世に残した冒険日誌も保存されていた。アドルの妻となったエレナは常にアドルを傍で支えると共に戦い続けたが、3年後にアドルの子を身籠ると剣を置いて戦いから身を退いた。その後アドルと自分の子供を育てる事に専念し、子供が自立するまで成長すると再び剣を取り、アドルやドギと共に戦いを潜り抜け、さまざまな冒険をした。そして受け継がれていくアドルとエレナの子孫は遥か未来に先祖の腹違いの娘であり、後に”空の女神”と称される女性と運命的な出会いを果たし、女性と共に混迷に満ちた世界を光へと導き、その後女性との間に子をもうけ、共に幸せな余生を過ごす。これが世界に危機が訪れた時必ず現れ、混迷に満ちた世界を光へと導く英雄”ブライト”の系譜の誕生である………





〜センタクス領〜



「………どうやら、戻って来れたようだな。まるで夢のような体験だったな………」

「はい。……ですが”影の国”の事は現実……その証拠に”影の国”での私達の記憶があり………”影の国”に取り込まれた後に変更した私達の装備やティータさんからもらったオーブメント………そして皆さんが映った”写真”があるのですから。」

”影の国”から帰還したヴァイスは周囲の状況――――戦場跡を見回して呟き、同じように帰還したリセルは頷いた後微笑みながら懐から”アルセイユ”に乗船する前に撮り、思い出の品として渡された自分や仲間達全員が映った写真を出した。

「………そうだな。」

リセルの言葉に頷いたヴァイスも懐からリセルが持つ同じ写真を出して静かな笑みを浮かべた後、人の気配を感じ、表情を戻してリセルと共に懐に写真をしまった。するとその時、一人のメルキア兵がヴァイス達に近づいてきて、跪いた。

「ヴァイスハイト将軍、斥候に出ていた部隊が戻りました。センタ
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