第20話 Wonder zone
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「あう....手首痛い....」
「大地!あなたがいけないんですよ!」
登校してすぐに俺は机に突っ伏す。
手首が少し赤くなってるからあとで保健室から湿布をもらおう
「いやだからって手首縛って拘束しなくたっていいじゃねぇかよ。音乃木坂の生徒から《彼、そーゆープレイが好きなのね》ってこそこそ話していたじゃね〜かよ!うわ〜ん!おうちに帰りたいよー」
神社から学校に来るまで言った通り、海未が持っていた麻縄(なぜ持っているんだ?)で手首を縛られ、登校させられたのである。
無論、途中で女子生徒...最悪教師と遭遇するわけで
『あれが笹倉くんなの?Mなの?』
『うわぁ....ありえないわ..』
『笹倉...人の趣味に文句を言うつもりはないが、時と場所を考えろよ』
という具合である。
穴があったら入りたいとはまさにこのことである
「どんまい大くん!《虎穴にいらずんば孤児を得ず》だね!」
「違うわ!意味が全っ然違うわ!!」
でた、穂乃果のおバカ発言。こいつの頭は大丈夫なのか?
言葉を知ってることに関しては評価するが、意味を知らないで使う様では知らないのと一緒だぞ?
「穂乃果ちゃん、後で辞書で調べようね....」
「穂乃果は勉強しなさ過ぎです!大体あなたは---」
海未のいつものお説教が始まったので穂乃果はことりの後ろに隠れてあーだこーだと反論する
そんな3人をよそに、バッグから封筒を取り出す
第152回 全校高校進〇模試結果
音乃木坂学院 2年2組18番 笹倉大地 12位/26,713位中
はぁ.....かなり落ちたな.....
前回は一桁....というより今まで一桁だったのに初めて二桁取ってしまった
かなりショックである
やはり勉強時間が減ったりレベルの高い授業を受けなくなったのが原因かな.....
でもあっちで勉強やったってどうせ.......
『なぁ大地.....威張るのもいい加減にしろよ』
『俺は....威張ってねぇ。やるべきことをやってるだけだ』
『うっせぇよ、どうせカンニングとかしてんだろ?』
『っ!?西井.....ふざけたこと言ってんじゃねぇよ』
『ふんっ...てめぇに何ができるってんだよ....その実力もカンニングによって手に入れたものなんだろ?それともなに?金でも教師に貢いで裏で頑張ってもらってんのか?』
『........』
「大地!!!」
「ふがっ!?な、なんだよ!いきなり叫ぶなよ....」
無意識にブタバナになってしまった
「さっきから呼んでるじゃ
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