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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
148 入学∴ト内
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「っと──父さん、危ないよ」

手紙の近くに座っていたアーサー・ウィーズリー──父さんは俺の分の手紙を投げて来たので、俺はそれを危ない≠ニ口では言いつつも危なげなく受け取り──[オッタリー・セント・キャッチポール村の外れ 《隠れ穴》 ロナルド・ウィーズリー様]と書いてあるのをちゃんと確認した。

目配せ(アイコンタクト)父さんにして、父さんもその手紙≠ェ届いたことが喜ばしいことだと思ってくれているのか──いつもよりもにんまり、とした顔の父さんが頷いたのを確認すると、翡翠色ともエメラルド色ともとれる蝋で封印されている手紙を素早く開けて、目を通してゆく。

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ホグワーツ魔法魔術学校

校長 アルバス・ダンブルドア

マーリン勲章、勲一等、大魔法使い、魔法戦士隊長、最上級独立魔法使い、国際魔法使い連盟会員

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親愛なるウィーズリー殿

この度【ホグワーツ魔法魔術学校】にめでたく入学を許可されましたこと、心よりお慶び申し上げます。教科書並びに必要な教材のリストを同封致します。

新年は9月1日に始まります。7月31日必着でふくろう便にてお返事をお待ちしております。


敬具

副校長 ミネルバ・マクゴナガル

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「げぇっ、マクゴナガルだってよ」

「おいおい、マクゴナガルの名前なんて長期休暇中に見たくなかったぜ」

フレッドとジョージは、後ろから俺の手紙を覗き見ながら、自分達に届いた封筒を開いてゆく。……このやんちゃな双子の反応からして、マクゴナガル副校長の為人(ひととなり)の一端が垣間見える。

「……なぁ、フレッド、ジョージ、この──マクゴナガル副校長とやらはおっかないのか?」

「「それはもう」」

「ロン、フレッド、ジョージ、とっととご飯を食べちゃいなさい! ……なんたって今日は忙しくなりますからね!」

「「「イエス、マム!」」」

沈黙の朝食が始まった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

時は瞬く間に移ろい、普段着のローブや冬用マント等の衣類を【マダムマルキンの洋服店〜普段着から式服まで〜】で──【フローリッシュ・アンド・ブロッツ書店】で各教科書を母さんや父さんに手を引かれつつも購入したら、後は肝心要の杖≠セけとなった。

……本来ならお下がり≠セったりするのだが、この世界線ではやたらと羽振りの良かったりする。対外的に疑問に思われないように、少しずつ我が家であるウィーズリー家の財政的な来歴を(さら)って判った事だが、その昔母さんが出版した魔法(ファンタジー)を交えた<<鴻hラマ的な小
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