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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第94話
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………!」

「エクリア様………」

「エクリア母様〜………」

エクリアは唇を噛んでラプシィアを睨み、シュリとサリアは心配そうな表情でエクリアを見つめた。



……セリカ………アストライア………みんな……一つに………なろう………



そして異形のラプシィアは呟いた後、なんとアイドスと融合し、アイドスの姿も混じった超越した魔力、瘴気を纏わせる異形の姿になった!

「んなっ!?融合やと!?しかもなんちゅう霊圧や……!下手をしたら”神”をも超えてんで!?」

(そ、そんな………”彼女”と融合するなんて………!)

「か、勝てるの………?」

融合したラプシィアとアイドスを見たケビンとパズモは信じられない表情をし、ペルルは身体を震わせながら呟き

「いや……あれは”神”ではない!まさか今の奴は………!」

「”二つ回廊の終わり(ディル=リフィーナ)”………!」

「ちょっ!?”世界”を相手にどうやって勝てっていうのよ!?」

レシェンテとエクリアは真剣な表情で叫び、マリーニャは焦った様子で叫んだ。

「俺達の道を阻む者は相手が神であろうと………世界であろうと阻ませはさせん……!」

「”約束”を果たすその時が来るまで絶対に諦めない!」

そしてセリカとサティアが決意の表情で叫んだその時!

「そう……俺達は”約束”した!”一緒に生きて行く”と!」

「ハハハハハッ!それでこそ我が永遠の好敵手にして盟友………セリカ!」

エステルの神剣―――”絆の神剣(リブラクルース)”からかつて人間であった時のセリカが現れ、決意の表情で叫び、セリカの傍にはハイシェラが現れた!

「お前は………!」

(ほう!話には聞いていたがまさか過去の我が現れるとはな………!ハハハハハッ!面白い!)

「セリカ……!」

かつての自分を見たセリカは驚き、過去の自分を見たハイシェラは興味深そうな表情をした後大声で笑い、サティアは驚きの表情でかつてのセリカを見つめた。

「セリカ!かつての記憶が蘇った今ならわかるはずだ!”俺達”は世界の全てから否定されていないと!」

「…………!」

「ええ……貴方は一人ではないわ、セリカ。」

かつての自分に見つめられて言われたセリカは今までの旅で出会い、協力してくれた仲間達を思い出して目を見開き、サティアは過去のセリカの言葉に頷いて優しい微笑みを浮かべた。

「さあ、エステル!絆の神剣を掲げてくれ!」

「う、うん!」

「皆!エステルの剣に貴方達の”絆”を祈って!」

そして過去のセリカに言われたエステルは頷いた後、”絆の神剣(リブラクルース)”を天へと掲げ、さらにサティアはエクリア達を見回して叫んだ!するとセリカは”
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