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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第92話
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ラはケビン達を見回して好戦的な笑みを浮かべた後詠唱をした。するとセリカとハイシェラは転位し、その場から消えた!

「ご主人様!?」

「チッ、やられたわ!」

「転位魔術………!」

「一体どこにいるのじゃ!?」

「どこですか〜!?ご主人様〜!!」

その様子を見たセリカの”使徒”達は混乱したり、悔しそうな表情や真剣な表情をし

(フウ…………)

「ね、ねえ。リタ。セリカ達が向かった場所って…………」

「間違いなく、”あそこ”だろうね。」

「ハイシェラ…………剣……なった…………場所………」

「フン。まさかここまであの戦狂を再現するとはな……”影の王”も余計な事をしおって。」

一方パズモは溜息を吐き、苦笑しているペルルの言葉にリタは苦笑で返して答え、ナベリウスは静かに呟き、アムドシアスは表情を歪めていた。

「へっ?」

「その様子やとリタちゃん達は知っているんかいな?」

一方事情がわからないエステルは首を傾げ、ケビンはリタ達に視線を向けて尋ね

「ええ。――――”紅き月神殿”。主がハイシェラとの決着を付けた場所であり、魔剣ハイシェラソードの誕生の地です。」

尋ねられたリタは可愛らしい微笑みを見せて答えた。



〜紅き月神殿・最奥〜



(ム、ここは………ハハハハッ!やはりお前との戦いはここでなくてはの!)

「………お前と出会い、戦った場所――――”紅き月神殿”か。」

2人が転位した場所――――”神殺し”セリカと”地の魔神”ハイシェラの決着の場所にして魔剣ハイシェラソードが生まれた地――――”紅き月神殿”に転位し、周囲を見回した剣の中にいるハイシェラは大声で笑い、セリカは静かに呟いた。

「ここでなら邪魔者はなく、お前と最後まで戦えるからな。」

”想念”によって創られたハイシェラはセリカを見つめながら頷いた。

(ククク………遠慮はいらんぞ、セリカよ。全力で戦うだの!)

「(元から遠慮をするつもりはない。)始めるか。」

そしてセリカはハイシェラの念話を聞きながら膨大な魔力、神力、闘気を解放して剣を構え

「全力で来い。我も………本気で行く!あの時からより高みへと歩み続けるお前の今の強さ………我に全て見せるだの!」

対するハイシェラも膨大な闘気や魔力を解放して剣を構えた!



こうしてセリカは永遠の戦友にして好敵手―――”地の魔神”ハイシェラとの一騎打ちの戦いを開始した………!





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