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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第78話
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〜魔核の領域〜



魔核の領域――――全ての運命の始まりとも言える塔の最上階領域は仕掛けはそれほどでもなかったが、最も厄介だったのは構造は広く、さらに先に進むには階段を登るしかなく、そして魔物達も地形を有効に利用して襲いかかり、ケビン達は協力して戦っていた。

「………!来る……!」

「――全員、構えろ。」

仲間達と共に広間を通り抜けようとしていたヨシュアとレーヴェは敵の気配に気づき、全員に警告した。

「チッ、またかいな………!」

「クッ……”ダームの塔”の時以上に魔物が多いな……!」

警告を聞いたケビンは舌打ちをし、アドルは表情を歪めながら武器を構え

「力の加護を!ストライクパワー!!」

フィーナは魔物達が現れる前に魔術で味方達の攻撃力を上げ

「エイドスよ……我らに戦いの祝福を……!♪〜〜」

リースはエリザスレインの”聖歌”を参考にし、エリザスレイン直々に教授してもらい、習得したクラフト――声に魔力を込め、神への信仰心が深い者が歌う事により真の力を発揮し、自分を含めた味方全員に戦の恩恵を与える歌――戦いの賛美歌を歌って、全員の全ての能力を上げた!リースの歌が終わると同時にケビン達を囲むように魔物の大群が現れ、次々と襲いかかってきた!

「むん!受けて見ろ、修羅の炎の渦を……!滅!鬼炎斬!!」

その時レーヴェは”鬼炎斬”の究極形であり、余りにもすざましい熱さの為、赤から青へと変色した炎と共に斬撃を放つSクラフト――――滅・鬼炎斬で襲いかかってきた敵達の身体を真っ二つにして一斉に薙ぎ払い

「行くよ……!せいっ!!」

ヨシュアは一瞬で無拍子の刃を敵全員に放ち、怯ませるクラフト――――空牙絶影を放ってその場にいる敵達全員にダメージを与えると共に怯ませた!

「ソニックスライド!!」

怯んだ敵達を見たアドルはクラフトを放って斬りかかり

「ハッ、セイッ、そこだっ!!」

続けてクラフト――――回転乱舞を放って自分の前方の敵達を薙ぎ払い

「出よ我が幻影………!!行くぞ。」

レーヴェは自分の分身を創った後

「疾風突!!」

クラフトを放って猛スピードでアドルがいる最前線に向かうと共に敵を攻撃し、滅した後アドルと共に戦い始めた!最前線にいるアドルとレーヴェに次々と魔物達が襲いかかってきたが

「そこやっ!!そらっ、そらっ、そらっ!!」

ケビンが矢に暗黒魔術の力を込め、爆発させるクラフト――――ダークブラストショットを次々と放って、2人に襲い掛かろうとした敵達を怯ませた!一方側面や背面からも魔物達は次々と襲いかかってきたが

「おぉぉぉっ!!」

ヨシュアはクラフト――魔眼で敵達の動きを止め

「旋風斬!!」

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