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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第59話
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ー―――ハッ!失礼――――ですが、もう逃げられませんわ!秘技――――死縛葬送!!」

「”蒼の深淵”の真髄、見せてあげるわ――――氷霧に彷徨え!紅き業火に悔悟せよ!我が霊力(マナ)の前にひれ伏しなさい――――氷炎地獄(インフェルノ)!!」

一部を除いた多くの学生達が手間取る相手である大型の軍用魔獣や人形兵器にはサラ教官やレーヴェ、そしてデュバリィとシャロン、クロチルダが大技で次々と沈めていた!



「ハァ、ハァ……何とか退けられたわね……!」

「さすがにボク達もヤバくなってきたね〜……!」

「これ程の連戦は初めてだからな……」

連戦続きで蓄積した疲労によってフェリスを始めとした士官学院生達どころか激戦を潜り抜けた”Z組”も疲れを見せ始め

「―――前衛は我々が受け持ちます!皆さんは一端後方に下がって私達が撃ち漏らした敵の無力化をお願いします!総員、速やかに――――」

疲労している士官学院生達の様子を見たクレア大尉が鉄道憲兵隊に指示をしかけたその時地響きがし始め、更に機関音が聞こえ始めた!



「こ、この機関音は……!」

「ま、まさか……!?」

機関音を聞いたガイウスは驚き、ある事を察したマキアスが表情を青褪めさせたその時戦車と機甲兵による軍団が姿を現した!

「”アハツェン”と”機甲兵”の部隊か……!」

「……現れたタイミングからするとわたし達が疲弊するのを待って、そこに止めを刺すつもりのようだったようだね。」

「チッ、操られている癖にそんな知能があるとは生意気な……!」

「キャハッ♪やっとちょっとだけ本気を出せる相手が来たね♪」

援軍の登場にラウラとフィーは厳しい表情をし、ユーシスは舌打ちをして援軍を睨み、エヴリーヌは凶悪な笑みを浮かべた。



「フフ……なかなか頑張ったようだが、もうこれでおしまいだよ。」

するとその時貴族連合の部隊から不気味な笑みを浮かべているセレスタンが姿を現した!

「ええっ!?あ、あの人って確かパトリックの……!」

「あなたは―――セレスタンさん!?どうしてパトリックと一緒に貴族連合に誘拐された貴方がここに―――」

セレスタンの登場にエリオットは驚き、リィンは信じられない表情で声を上げた。



「ああ、勘違いしないでほしいね。”僕”は君達が知る執事ではない。彼の身体を借りてこうして話しかけているだけさ。」

するとセレスタンは普段の口調とはかけ離れた口調でリィン達を見つめて答えた。

「か、”身体を借りて”……?じゃあ貴方は一体どなたなのですか……?」

セレスタンの言葉を聞いたエリスが戸惑ったその時

「!まさかアンタは……!?」

「”D∴G教団”司祭ヨアヒム・ギュンタ
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