暁 〜小説投稿サイト〜
月の詩
6部分:第六章

[8]前話

第六章

                      疲れ
 疲れが溜まり  何もできずにいて

 それで終わってしまう  そんな日もある

 そうした日には  何をするのか

 夜までそれで過ごして  それで月を見て

 ただそれで終わる  それだけで終わる

 月の光を見て  夜を見て

 それだけで終わる  ただそれだけ

 一日の終わりには悪く  何もできなかった

 何もできず  やっても納得できず

 それで終わり  後悔だけが残る

 それでいい筈がないのに  納得できないのに

 それでも上を見上げて  その月を見れば

 何か救われる  何故か慰められる

 月を見ただけで  たったそれだけで

 それが不思議で  やりきれない一日の終わりなのに

 それでも胸が落ち着いて  癒された気持ちになれる

 その癒しを感じて  今は休もう

 また明日がある  明日になればまたできる

 月を見ながら思う  明日のことを

 そうして眠りに入り今は  全てが終わる

 ただそれだけで終わって  それで眠って

 それで月に挨拶をして  眠るだけ


                  2009・12・14

[8]前話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ