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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第27話
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は鼻を鳴らしてブレードライフルを構えてクロウを睨み、ティオはジト目でクロウを見つめ

「………クロスベルに落ち延びてきた君達の真意は気にはなるが今はそんな事はどうでもいい。俺達の仲間を……エリィを救出する邪魔をするのならば、容赦はしないぞ!」

ロイドは決意の表情でトンファーを構えてクロウを睨んで声を上げた。



「―――いえ、敵一人相手に無駄な時間を浪費する必要はありません。」

「へ……」

「エ、エリゼさん……?」

しかしエリゼの申し出を聞いたロイドは呆け、ティオは戸惑いの表情でエリゼを見つめ

「私一人で”C”の相手をします。皆さんはその間にエリィさん達の救出をお願いします。」

エリゼは太刀を鞘から抜くとロイド達の前に出てクロウと対峙した。



「ええっ!?エ、エリゼさん一人でですか!?危険ですよ!」

「確か”C”の実力は”執行者”、もしくはA級正遊撃士クラスだという話だけど……」

エリゼの申し出を聞いたノエルは驚き、ワジは真剣な表情で呟き

「―――いえ、ここはエリゼさんに任せても問題ないかと思います。確かに彼は相当な腕前ですが……”剣聖”相手には分が悪すぎます。彼の実力でしたら私一人でも制圧は可能ですので、私より実力が上のエリゼさんに任せても問題ないかと。」

「テメェ……俺を舐めてんのか?東方に伝わる伝説の存在らしいが、隙を見て標的を殺る暗殺者のお前と、修羅場を潜って来た数は俺の経験は圧倒的に違うんだぞ。」

リーシャの指摘を聞いたクロウは怒りの表情でリーシャを睨んだが

「二の型・改――――雷鳴剣!!」

「うおっ!?」

エリゼの先制攻撃に気付き、慌てた様子で受け止めてエリゼと鍔迫り合いの状態になった。



「―――今の内に行ってください!」

「わかりました!二人を救出したら、すぐに戻って加勢しますのでそれまでの間だけ時間稼ぎをお願いします!」

そしてエリゼの指示に頷いたロイド達は急いで迎賓館の中へと入り、ロイド達が迎賓館に入るとエリゼとクロウは互いの武器を退いてある程度の距離を取った状態で対峙した。

「問答無用で先制攻撃とはやってくれるじゃねぇか……愛しの(リィン)を裏切った野郎には容赦する必要はないってか?」

「―――貴方の事を兄様がどう思っていようが、兄様達を裏切り、傷つけた時点で貴方は私の”敵”です。兄様達を裏切り、多くの人々を苦しめた貴族連合に加担した報い、今こそ受けなさい!”帝国解放戦線”リーダー”C”―――――クロウ・アームブラスト!!」

クロウの問いかけに対して静かな表情で答えたエリゼは膨大な闘気を全身に纏ってクロウを睨んで太刀の切っ先をクロウに向け

「ハッ!やれるものなら、やってみやがれ!
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