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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
9章〜裏の試練〜 第66話
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か〜。なんだかあたしとヨシュアに似ているけど、あたし達と違うのは2人は恋人じゃない所ね。」

「うふふ。異性同士でそこまで仲がいいのに友情止まりなんて、二人ぐらいだと思うわよ?」

「う、う〜ん………僕達はお互いそういう風には見た事ないよね?ノイ。」

「そうなの。私達はお互い最高のパートナーで友達同士で、これからもそれは変わらないの。大体私とナユタなんて、身体の大きさもそうだけど、見た目からしてそうは見えないの。」

エステルとレンに尋ねられたナユタは苦笑した後ノイに尋ね、尋ねられたノイは当然といった表情で頷いて答えた。

「う〜ん、そうかな?アガットとティータの例を考えれば別におかしくないと思うけどな〜。」

「ハハ、アガットさんが聞いたら絶対否定するで。」

「フッ………だが、ティータ・ラッセルが一人の女性へと成長した時………どうなるかはわからんがな。」

一方2人の答えを聞いて呟いたエステルの言葉を聞いたケビンは苦笑し、レーヴェは静かな笑みを浮かべた。



「そう言えば、気になっていたんだけど………ナユタ君は前に拠点で話してもらったえ〜と………クレハちゃんだっけ?その娘の事は何とも思っていないの?」

「あら♪それはちょっと興味あるわね♪」

「えっ!?」

「!!どうなの、ナユタ!」

エステルの疑問を聞いたレンは小悪魔な笑みを浮かべ、ナユタは驚き、ノイは驚いた後血相を変えてナユタに尋ねた。

「ど、どうって…………それ以前に何でそんな事を聞くんですか…………」

「え?だって、話を聞いていたらナユタ君、そのクレハちゃんって娘と凄く仲がいいとしか思えないし。」

「ど、どうしてですか………?」

「だって一緒の家に住んでいる上、いつもお弁当や食事を作ってもらっている上、ナユタ君が友達と一緒にしている仕事―――”便利屋”だっけ?その仕事も一緒にしているんでしょう?少なくても、その娘、ナユタ君の事をただの友達とは思っていないわよ?」

引き攣った表情で尋ねたナユタの疑問にエステルは意外そうな表情で答えた。

「え、えっと………その根拠は?」

「そんなの当然、女の勘よ!」

「うふふ♪というかこの場合、誰でもわかると思うけどね♪」

「…………………」

エステルとレンの言葉を聞いたナユタは呆けた表情で黙り込んだ後、恐る恐るノイに尋ねた。

「そ、そうなの?ノイ??」

「(こ、この鈍感ナユタ〜!そこまでわかっていて、まだわからないの!?)………それは私の口から言う訳にはいかないの。というか自分でクレハ様に確かめるべき事なの、ナユタ!」

自分に尋ねたナユタに心の中で怒った後、溜息を吐き、怒気を纏わせてナユタを睨んで言った。

「う、うん
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