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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第18話
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「フフ……それについてはこの後すぐにわかるかと。次はお二人の出番ですよ。」

「――ではまず、私から。私の名はリ・アネス。龍人(ナーガ)族のマルギレッタ様にお仕えしている騎士です。以後お見知りおきを。」

「―――私の名はマルギレッタ・シリオス。クロスベル警察の局長ヴァイスハイト・ツェリンダーの”覇道”を共に歩む者の一人です。以後お見知り置きをお願いしますわ。」

ルイーネに促されたリ・アネスとマルギレッタはそれぞれ自己紹介をした。

「!?あ、あの……まさかとは思いますが貴女はメサイアの…………」

マルギレッタが名乗り終えると目を見開いたリィンは信じられない表情でマルギレッタを見つめ

「フフ、貴方が”並行世界の私の娘”と契約している方ですね?ヴァイス様より貴方の事は聞いておりますわ。」

マルギレッタは微笑みながらリィンを見つめた。



「ええっ!?メ、メサイアの……お母さん!?」

「た、確かによく見てみればメサイアと容姿が似ている……というか、似すぎているぞ!?」

「姉妹と言ってもおかしくないくらい似ていますわよね……?」

「むしろ目の前の女性の方が”妹”と言っても違和感がない程若すぎるぞ……」

マルギレッタがメサイアの母と知ったアリサやマキアスは驚き、セレーネは戸惑い、ユーシスは信じられない表情をした。

「うふふ、色々と驚く事はあるでしょうけど、悪いけどそういう事に関しては本題が終わってからにしてもらうわね。」

「……クロスベルの者達がレン姫達と共にいる事が先程の条約の”期間”とどう関係があるのだ?」

レンの話を聞いて表情を引き締めたユーゲント三世は真剣な表情で尋ねた。



「大有りよ。だって、その”期間”というのが”クロスベル独立国滅亡後に新たに建国されるクロスベル帝国と共にエレボニア帝国に戦争を仕掛けるまでが期間”なんだから♪」

「え……………」

「何ですって!?」

「”クロスベル帝国”だと!?」

「フン、”独立国”の次は”帝国”か。自治州が”帝国”を名乗るとは呆れを通り越してもはや感心に値するぞ。」

レンの説明を聞いたプリシラ皇妃は呆け、サラ教官とトヴァルは厳しい表情で声を上げ、ユーシスは鼻を鳴らしてルイーネ達を睨んだ。



「確かに今の領地だけでは”帝国”を名乗るには相応しくありませんが……クロスベルには戦争を仕掛ける理由がある大国が二国も存在する為、その二国をメンフィルと共に制圧すれば帝国を名乗るのに相応しい広大な領地を手に入れますわ。」

「!!」

「に、二大国というのはまさか……エレボニアとカルバードの事ですか!?」

「どうして……どうしてクロスベルがエレボニアとカルバードを攻
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