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MS Operative Theory
内部図解
MSA
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化は、白兵戦に匹敵する近距離戦を強いることとなった。MSはこの「白兵戦」への対応を求められており、その結果、大型実体弾式機関砲やロケット・ランチャー、格闘兵装が搭載された。ミサイルは追尾性能の低下や、スタンドオフが必要となることから、至近距離戦闘には適さないと判断されたため、主兵装とはならなかった。

■広い運用領域を持つ人型兵器

 MSの特徴でもある「人型」と言うフォルムは、ZEONIC社のZI-XA3の時点でほぼ決定していた。四肢は姿勢制御システムとして機能するほか、ハッチの開閉など宇宙空間からコロニー内へのアクセス、コロニー内戦等にも対応する汎用兵器としての可能性を開拓した。脚部によってコロニー内壁を移動する機能は、大気圏内でも運用可能であることを意味し、これが運用領域を問わないと言うMSの特性を決定付けることとなった。


??MSのテクロノジー??

 ミノフスキー粒子散布下に対応した兵器として開発されたMSは、ミノフスキー物理学とも深い関係を持つ。特に小型かつ大出力のミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉や熱核ロケット/ジェット・エンジン、MS用の関節技術として一般化したフィールド・モーターやマグネット・コーティングなどは、ミノフスキー物理学がなくては実用化されなかった技術とも言える。ミノフスキー粒子との直接的な関係は少ないが、精密作業も可能な五本指マニピュレーターや、MSの姿勢制御機構であるAMBACシステムも大半のMSに採用されている。

■MSの基礎技術

 MS-04(プロトタイプ・ザク)やMS-05(ザクT)の時点で、後に繋がるMSの基本的な技術は決定していた。出力系にミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉を採用し、AMBACシステムを併用した四肢を装備するというスタイルは、第五世代MSにも受け継がれており、フレーム技術や兵装が変化しても変わることは無い。

@ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉

 U.C.0071に完成したとされる小型高出力の核反応炉兼ジェネレーター。第五世代MSでは、2基のIフィールド・シリンダーを持つ改良型を搭載する。

A熱核ロケット・エンジン

 熱核反応炉と直結した推進器。熱核ロケットは推進剤に水素や鉛などを用い、大気圏内用の熱核ジェットは大気を吸入、圧縮した後、それを放出して推進力を得ている。

BAMBACシステム

 四肢などをカウンターウェイトとすることで、推進剤を消費せずに姿勢を制御する技術。四肢以外にバインダーなどのAMBAC肢を持つ機体もある。

Cマニピュレーター

 人間のそれと同等の作業が可能な五本指マニピュレーター。携行火器類やオプションの使用だけでなく、コロニーのハッチの開閉、クレーンなどの重機としても利用できる。



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