暁～小説投稿ｻｲﾄ～:英雄伝説～運命が改変された少年の行く道～（閃Ⅱ篇）第127話

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英雄伝説～運命が改変された少年の行く道～（閃Ⅱ篇）

第127話
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……？」

キリカ補佐官の言葉を聞いたロイドが不思議そうな表情をしたその時

「うむ、簡単なことだ。『オルキスタワー攻略作戦』、手伝ってやろうと思ってな！」

レクター少尉が意外な提案をした。

「ええっ！？」

「おいおい、いきなりすぎんだろ！？」

「事件の概要がわかった以上、クロスベルに留まる必要はないのだけど…………このまま去るというのも少しばかり寝覚めが悪いから。」

「で、でも……ディーター大統領が失脚すれば……クロスベルは…………」

キリカ補佐官の言葉を聞いたエリィは言い辛そうな表情をし

「フフ、それはまた別の話だから気にしないで。万が一祖国(カルバード)が窮地に陥った時、オルキスタワーの攻略を手伝った恩を盾に交渉する事だってできるし………それに慢性的な膠着状態に陥られてもこちらとしては困るのよ。」

キリカ補佐官は口元に笑みを浮かべて答え

「『ポムっと』だってクリア直前に放り投げるのも気持ち悪いしなー。ま、それと同じってことだ。」

レクター少尉も続けて答えた。

「同じと言われても……」

「……というか何時の間に『ポムっと』のアカウントを入手してるんですか？」

「申し出はありがたいのですが本当によろしいのですか？特にエレボニア帝国の場合は………」

「あ～、”戦争回避条約”とやらの”期間”の件だろう？メンフィルが再びエレボニアに攻め入るにしても話を聞く限りクロスベルと連携して動く形だろうから、クロスベル解放後すぐに攻め入るなんてことはしねぇだろうし、それに例えエレボニアが滅びてもあくまで俺の予想になるがあいつ――――お前のお兄さんが何とかするような気がするからな。もういっそそっちに賭けてみるぜ。」

エリゼに尋ねられたレクター少尉は疲れた表情で答えた後口元に笑みを浮かべ

「え……兄様にですか？」

「確かに話を聞く限りロイドと色々似ているから何とかしそうな気がするねぇ？」

「いや、意味不明だから。」

「それに学生の彼では国家の滅亡を防ぐなんて、普通に考えて無理よ。」

レクター少尉の話を聞いたエリゼは目を丸くし、口元をニヤニヤさせるワジの言葉を聞いたロイドは疲れた表情で呆れた表情をしているエリィと共に指摘した。

「フフ、幾ら何でも分が悪すぎる賭けだと思うのだけど？確かにアルフィン皇女を娶る上エレボニア帝国領であったクロイツェン州の統括領主になる事が約束されているのだから彼にも発言権はあるかもしれないでしょうけど、それも”条約”の一部なのだから例え彼に発言権があったとしても一蹴される気がするのだけど？」

「いやいや、わかんねぇぜ？何となくだが俺達の予想していないやり方でエレボニアを救うような気がするぜ、あいつなら

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