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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第124話
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「…………まさか人の”(わざ)”で”竜”を”創る”とはな…………異世界の”魔道”の技術力………どうやら私の予想を遥かに超えた技術力のようだな………」

「…………………」

「ヒュウ!異世界は一体どれだけ反則技ばかり使うんだ!?」

カーリアンは興味深そうな表情をし、ワジの従騎士である”正騎士”アッバスは信じられない表情で声を上げ、ツァイトは厳しい表情で呟き、セシルは複雑そうな表情で黙り込み、ヨナは口笛を吹いて興味深そうな表情になった。



「やれやれ………星杯騎士としては色々と複雑な気分だよ………ぶっちゃっけそんな存在や技術、どう考えても”外法”に値するし。」

その時ワジは疲れた表情で溜息を吐き

「ただ、厳しい事を言わせてもらいますがその技術や存在は私達の世界では”普通”なのです。」

「元は混沌の女神(アーライナ)の”混沌魔獣”を元とした技術なのですが………」

「それが世に広まって、今ではあたし達職人達にとってはかかせない技術なんだよね〜。」

セティとエリナは真剣な表情で呟き、シャマーラは目を伏せて言った。



「………………………」

セティ達の話を聞いたロイドは複雑そうな表情で黙り込み

「そういえば……前から気になっていたけど、アルテリア法国は”クロスベル帝国”についてどう考えているのかしら?」

ある事を思い出したエリィはワジに尋ねた。

「その事なんだけどさ………数日前にリベール王家から情報が入ってさ。何でも”空の女神”がゼムリアの地に降臨してその”空の女神”自身は二大国侵攻については一切介入しないって自分の意志で言った話を聞かされたそうでね。正直判断に困っているんだ。」

「なっ!?」

「ええっ!?」

「”空の女神”がこのゼムリアの地にですか?」

「あ、ありえねえ………」

「馬鹿な!?奴は遥か昔にその生涯を閉じてこの世から去っているぞ!?」

疲れた表情をしているワジの話を聞き、ロイド達と共に驚いたツァイトは信じられない表情で声を上げ

「それと遊撃士協会もメンフィル帝国との”契約”によって今後起こるメンフィルとクロスベルの連合によるエレボニア、カルバードの侵略には一切口を出さないし、仲裁もしないそうだ。」

「なっ!?遊撃士協会まで!?一体どうして……!」

アッバスの情報を聞いたエオリアは驚きの表情で声を上げた。



「どうやら今後制圧する事になる地域――――エレボニア帝国内で2年前に起こった帝都を中心としたギルド襲撃事件を弱味に付け込んだ情報局の手によって撤退した数多くの支部の復活を持ち掛けられたそうだよ。……で、機会があれば支部の復活を願っていた遊撃士協会にとってまたとない話が来たからメンフィルと契約
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