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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第13話
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〜隠者の庭園〜



今までのように一度に2個の封印石を解放すると、2つの光の球が降りてきて、それぞれの光の球から見覚えのある人物達が現れようとした。

「え………!」

「げっ!」

「これは驚いたな………予測はしていたが、まさか”彼女達”も取り込まれていたとは。」

「ええ………こうなるとリウイ陛下達も取り込まれている可能性は高そうですね………」

光の中から現れようとした人物達を見たツーヤは驚き、マリーニャは嫌そうな表情で呟き、ミュラーの言葉にユリアは真剣な表情で頷き

「そういえば、2人も例の大会に参加したんやったっけ?」

「ええ。2人は初戦敗退でしたがカーリアンさんと当らなければ、勝ち進んでいたと思います。」

ケビンはある事を思い出してヨシュアに尋ね、ヨシュアは頷いた。そして光の球の中からそれぞれリフィアとエヴリーヌが現れた!

「すー……すー………」

「クッ………何者だ!余をメンフィル次期皇帝、リフィア・イリーナ・マーシルンと知っての狼藉か!」

光の球から現れたエヴリーヌは眠っており、リフィアは地面に膝をついていたが、すぐに起き上がって杖を構えて警戒した表情で叫んだが

「まさか2人も取り込まれているとは思いませんでした。」

「なっ、ツーヤ!?なぜ、お前がここに………お前は今ミレティア領にプリネ達と共にいるはずなのに………」

「ちょっと〜………あれだけ人に迷惑かけといて、あたしには真っ先に声をかけないわけ?」

「ん?おお、マリーニャではないか!どうしたのだ?お前はレウィニアに帰ったのではなかったのか?」

マリーニャに話しかけられて気付いたリフィアは驚いた後、親しげに話しかけた。

「へ〜………リフィア殿下はマリーニャさん達と顔見知りやったんか。」

「ん?お前は星杯騎士の………それにオリヴァルト皇子とクローディア姫の護衛達に元・空賊の娘、それにティータまでなぜ、我が城に………?しかもナベリウスとリタもいるではないか。リタはわかるがなぜ、ナベリウスが?……………………!?なんだ、この空間は!?」

さらにケビン達に気付いたリフィアは首を傾げた後、周囲を見回して驚いた。

「ん〜…………お兄ちゃん♪………」

「…………とりあえず、エヴリーヌを起こして、それから事情を聞く。」

そして未だに眠っているエヴリーヌの寝言を聞いて脱力したリフィアはエヴリーヌを起こして、ケビン達に事情を聞いた。



「「…………………」」

事情を聞いた2人は何も答えず、黙り込んだ。

「えっと………やっぱり今の説明だけでは理解するのは難しいかな?」

2人の様子を見たケビンは遠慮気味に話しかけたその時

「フフ……ハハ…………フハハ
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