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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜黒の霊姫(ダークプリンセス)アルティナ・オライオン〜後篇
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を抱えた。



「…………それどころか、”鉄血の子供達(アイアンブリード)”の一人―――”氷の乙女(アイスメイデン)”までも私やエリス達と同じ状況になったとの事です。」

「なっ!?」

「ア、”鉄血の子供達(アイアンブリード)”って言ったらあの”鉄血宰相”子飼いの……!」

「嘘!?”氷の乙女(アイスメイデン)”って鉄道憲兵隊のクレア・リーヴェルト大尉の事よね!?確か滅茶苦茶美人だけど、絶対に男に靡かない事でも有名だったはずよ!?」

顔に青筋を立てて呟いたエリゼの話を聞いたロイドとノエルは驚き、グレイスは信じられない表情で声を上げ

(フフッ、”銀”の私の心を射止めたロイドさんも負けていないと思いますが。)

リーシャは微笑みながらロイドに視線を向けた。



「アハハハハハハハハッ!いや〜、特別模擬戦の時に一緒に行けなかったのがつくづく残念に思ったよ。その時に例の”灰色の騎士人形”の操縦者に会えたんだけどね〜?」

腹を抱えて大声で笑ったワジは口元をニヤニヤさせ始め

「フフ、私と同じ幽霊の女の子ですか。機会があれば会って話をしてみたいな。」

「わたしも……お話……したい……」

微笑みながら言ったリタの言葉にナベリウスは頷いた。

「あんの草食男子の皮を装った超肉食のリア充野郎が―――――――ッ!特別模擬戦の最終戦の時にもっとボコっておくべきだったぜ!」

「フ、フフッ……全てが終わったら、覚悟していてくださいね?に・い・さ・ま〜〜〜〜〜??」

「やれやれ………」

そして悔しそうな表情で声を上げたランディと膨大な威圧を纏って微笑むエリゼを見たツァイトは呆れた表情になった。



こうして……かつて敵対関係であったアルティナはリィンや仲間達に暖かく迎え入れられ、リィンは新たな”絆”を結んだ……!
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