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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜白き魔女との邂逅〜
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、アルゼイド子爵は真剣な表情で呟いた。



「…………?貴方達は…………?ここは一体………?」

「―――ここは巡洋艦”カレイジャス”の会議室だ。そして私はエレボニア帝国皇子、オリヴァルト・ライゼ・アルノール。」

不思議そうな表情で自分達を見つめる娘の言葉を聞いたオリヴァルト皇子は自己紹介をした。

「”カレイジャス”……?”エレボニア帝国”……??」

「えっと……貴女の名前は何と言う名なのでしょう?」

不思議そうな表情で首を傾げ続けている娘にアルフィン皇女は戸惑いの表情で尋ねた。



「…………ゲルド。ゲルド・フレデリック・リヒター。……え……ど、どうなっているの……!?どうして名前しかわからないの……!?」

娘―――ゲルドは名乗った後混乱し始め

「え、えっと……?」

ゲルドの様子を見たエリオットは戸惑いの表情をした。

「……気を失う前に何か衝撃的な事があって記憶に混乱が生じているのではないですか?」

「もしかしたらそうかもしれないわね。―――殿下。彼女への事情聴衆はあたし達に任せて、殿下達はそれまで艦内で身体を休めて下さい。」

「―――わかった。よろしく頼むよ。」

クレア大尉の言葉に頷いたサラ教官の言葉を聞いたオリヴァルト皇子は頷き

「あ、私も事情聴衆に立ち会わせて下さい。もしかしたら”魔女”の秘術でお役に立てるかもしれませんし。」

「―――わかったわ。」

エマの申し出にサラ教官は頷いた。その後会議室を出たリィン達はサラ教官達の事情聴衆が終わるのをブリッジで待っていた。



〜ブリッジ〜



「参ったわね………」

リィン達がブリッジで待っていると疲れた表情をしたサラ教官がエマとセリーヌと共にブリッジに戻ってきた。

「サラ教官。それで彼女―――ゲルドさんは何者なんですか?」

「それが……ゲルドさんはどうやら”記憶喪失”のようなんです。」

リィンの質問にエマは心配そうな表情で答えた。



「ええっ!?」

「き、記憶喪失ですか!?」

「ええ……覚えていたのは自分の名前と年齢だけで、出身や今までどこで何をしていたのか、何故ARCUSを持っているのかも全て覚えていないのよ。……というか戦術オーブメントどころか、”導力技術”自体を知らなかったわ。」

驚いているエリオットとマキアスにサラ教官は説明し

「せ、戦術オーブメントどころか、導力技術すらも知らないって……」

「おいおい……幾ら何でもそれはありえなくないか?辺境の子供でも導力技術くらいは知っているぞ?」

「それじゃあ何故彼女はARCUSを持っているんだ……?」

説明を聞いたトワは信じられない表情をし、トヴァルは戸惑
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