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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第64話
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〜アーライナ領域〜



「う、嘘……」

「い、今まで何度も僕達を阻んできた貴族連合の協力者達が……」

「ほ、ほとんど殺されたじゃないか!?」

「これがメンフィルの”逆鱗”に触れた者達の末路という事ですか…………」

「余りにも圧倒的な戦いでもあったな……」

それぞれの戦闘が終わるとアリサやエリオットは信じられない表情をし、マキアスは驚きの表情で声を上げ、セレーネとガイウスは重々しい様子を纏って呟き

「姉さん……」

「………………」

「兄上…………」

「ゼノ……レオ……」

エマやユーシスは辛そうな表情をし、セリーヌは複雑そうな表情で黙り込み、フィーは悲しそうな表情でゼノとレオニダスの死体を見つめた。



「―――何にしてもリウイ陛下達のお蔭で、貴族連合に協力している厄介な方々の半数以上がこの世を去った事で今後の私達の活動に有利になった事に加え、正規軍にとっても朗報である事には間違いありませんわね。」

「…………そうね。」

「問題はメンフィルがここから”どう動いてくるか”だな。」

「ええ……」

静かな表情で呟いたシャロンの言葉を聞いたサラ教官は複雑そうな表情で頷き、トヴァルとクレア大尉は厳しい表情でリウイ達を見つめていた。



「な、なああああああああっ!?な、NO.TやNo.]どころか西風の猟兵達まで殺されるなんて!?」

「……っ!どうして子供のアルティナまで殺したのよ!?あの娘相手なら捕縛も容易だったんじゃないの!?」

仲間達の多くが殺された事にデュバリィは信じられない表情で声を上げ、アルティナの死体とクラウ=ソラスの残骸をに視線を向けて目を見開いたクロチルダは自分に近づいて魔剣の切っ先を自分に突きつけているリウイを睨んだ。



「元々あの小娘は帝都ミルスにて”処刑”される予定だ。第一あの小娘が処刑される”原因”を作った貴様がそんな事を言える立場か?」

「グッ……!」

しかしリウイの正論に対する反論を持ち合わせていないクロチルダは唇を噛みしめた。

「――――ご苦労、ペテレーネ!俺達をユミルに戻せ!」

そしてリウイが声を上げるとその場にいる全員はユミルに戻った!



〜温泉郷ユミル〜



「リウイ様!皆さん!お怪我はありませんか!?」

その場にいる全員がユミルに戻るとペテレーネがリウイ達に駆け寄ってきた。

「……”闇の聖女”ペテレーネ・セラ神官長……まさか先程の謎の空間は貴女が……?」

「――はい。お母様は”混沌の女神(アーライナ)”の神格者の上、術者としても最高峰の力を持っていますから、先程のような事もできるのです。」

ラウラの疑問にプリネは静かな表情で答え

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