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moon light fantasy
ブラックベリーのひと時
三者三様
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「これからどうするの?」

そうニナが問いかけてきた。俺たちの今いる場所はエドワード駅。要は大学の駅に俺たちはいた。駅はまるで人をサラダボウルに入れたかの様にごった返している。

「決まってるだろ。7つの大罪を倒す。そしてソーニャをたおす。それだけだ。」
「ふーん。それより忘れ物があるよ。フォルツ。」
「忘れ物?」

そうニナが言うと不意に聞き慣れた声が後ろから聞こえてきた。

「……はあ。なにやってるんですか。フォルツ。」

相変わらずのジト目で見てくるので俺はふっと笑って後ろを見る。

「何をやってるか……。これから旅に出る。」
「は?」
「だから旅にでるんだよ。聞こえないのか?」
「聞こえてますよ……いきなりですね。それよりいいんですか?リンさんとの話とかは……?」

俺はそれを聞いて少し考えると。ニヤリと笑ってこう答えた。

「無視するに決まってるだろ?俺はそれ以上にやらなきゃいけないんだ。」

そう言って俺は電車に飛び乗る。そうするとアリスははあ。とため息を1つつくと同じ様に飛び乗る。するとそれを不思議そうにニナはアリスを見て。

「あれ?止めに来たんじゃないの?」
「いえ?止めに行くわけないじゃないですか?私は面白そうな方向に行く事に決めたんです。フォルツは面白いですからね?」
「とにかく次に行くのは……。」

フォルツはニヤリと笑って。

「ランの本拠地。ブラックベリーだ。」

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ブラックベリー。そこはギルドの本拠地であるその街の光景はどこかのほほんとした……田舎の情景が浮かぶ。
しかしその街にいる人間はどこか研ぎ澄ませた刃の様な雰囲気を醸し出している。
それがブラックベリーの街並みだった。

「ここがブラックベリー……か。」

駅に着くとフォルツはそう呟いた。

「今やライフラインはギルドが管理しているからね。この街も例外じゃないみたいだね。」

ニナがあくびをしながらそう答える。だがその眼は研ぎ澄ませた刃の様な人々を見ている。

「……。関係ない。」
「だろうね。」

ニナが笑いながら電車から降りるとアリスも続けて降りる。アリスは相変わらずのジト目でフォルツを見ると。

「どうするんですか?」
「それは決まってるだろ。ランのお膝元だぞ。ここはランにあっておくべきだろうな。」
「というかなんでですか?なぜ今更ランさんに会おうとしてるんですか?」
「ああ……それは。」

そう言ってフォルツはアリスを見ると珍しくニヤリと笑った。

「あいつは仮にもギルドのリーダーだ。ギルドはこの世界の情報なら大抵の事は分かる。
……アリス。お前の情報もランからもらった。
と、言
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