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fate/EX=zero
天才少女の月旅行
間桐と遠坂
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朝起きるとバーサーカーが案の定コードキャストに掛かっていた

「一応、決着術式級(ファイナリティ)の代物で作ったんだけどなぁ」

ベッドに侵入する不逞の輩に対する対抗策として対男性用のものを今回は対女性用に改造して作ったこのコードキャストはサーヴァントでさえ
かなりの魔力を消費するのでバーサーカーが捕縛を打ち破ったとしたら私が気付くようになっているのだ


「お姫様!おはようございます!」

「……おはようバーサーカー」

私が起きたのに気づくとブチブチブチとコードキャストで出現した布をちぎっていく

「さぁ!お姫様!この騎士めがお姫様におはようのキスを!!」

「えぇい!朝から絶好調だなこの変態騎士!」

「それにしてもお姫様の寝巻姿は可愛いですね!」

「はぁ、朝ごはん食べに行こうかな」

しかしバーサーカーの前で着替えるのはなんか…やだ

「…………(ドキドキ)」

「服脱ぐの待ってないか?」

「お着替えのお手伝いをしようと!」



悩みに悩んだあげくバーサーカーにブラインドのコードキャストを使用して急いでいつもの白衣姿へ着替える




「うぅ、まさかお姫様がここまで照れ屋さんだったなんて」


































購買へと移動する途中にラニと出会った


「あら、おはようラニ」

「おはようございますミス佐々野」

そういえばこの子に対して予選の時何か言おうと思っていたような気がする

「ラニも朝ごはん食べに行くの?」

「いいえ、私は既に朝食を済ませたのでアリーナに行く予定です」

なんだっけ?忘れてしまった


「では私はこれで」

ペコリとお辞儀をするとラニは去って行った


「まぁ、忘れるような些細なことならいいかな」





























購買は混み合っていた
適当にパンを買いそこらへんの席に座ると少ししたらある男に話しかけられた

「横いいですか?」

「ん?え?あぁ、どうぞ」

話にかけてきた男…間桐雁夜が横に座る

ちょうどいい機会だしこの男についても少し探りをいれてみるか

「そういえばあなたはどうして聖杯戦争に?」

「あぁ、俺はある人物を生き返らせたいんだ…」

思ったより普通だな

魔術貴族なら根源へ至るとかそういうやつだと思ったがなんというか人間的な願いだな


「どういう人物なんです?」


「あれはどのくらい前の話だっただろうか…まだ間桐が遠坂と
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