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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
第120話
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持つ限り……私達は負けません。」

戦闘が終了しエステル、ヨシュア、プリネは油断なく武器を構えてブルブランを睨み

「絆が生み出す希望の強さ……分かっていただけましたか?」

「フッ……そして希望の灯火を燃やし続ける愛の偉大さ、思い知っただろう。」

「我の美しき古の調べ………思い知っただろう!」

クローゼはレイピアを構えた状態で睨み、オリビエは口もとに笑みを浮かべ、アムドシアスは高々と言った。

「………………………………。よかろう……ここは大人しく退いておく。だが、教授のゲームはまだ始まったばかりでしかない。今回のような幸運は、これ以上続かぬものと覚悟した方がよかろう。」

エステル達の答えを聞いたブルブランは考え込んだ後立って、ステッキを構えた。

「忘れるな……。諸君はこの私を退けたのだ……。立ちふさがる絶望の壁を乗り越えて必ずや美の高みへと至るがいい。……それでは、さらばだ。」

そしてブルブランはその場から消えた。

「あ……」

ブルブランが消えた事にエステルは呆けた。

「……どうやら……完全に手を退いたみたいだ。誇り高い人だから約束は違えないと思うよ。」

「そっか……」

「フッ……敵ながら天晴じゃないか。」

「うむ。さすがこの我が認めた2人目の好敵手!」

「……安心しました。」

「ただの敵ではなかったようですね。」

ヨシュアの話を聞いたエステル達はそれぞれ頷いた。

「それじゃあ奥の端末を停止させてしまおう。上層に行くためのゲートを開けることができるはずだよ。」

「うん……了解!」

そしてエステルは奥の端末を操作した。



その後エステル達は一端アルセイユに戻って体制を整え、メンバーを編成し直し、エステル、ヨシュア、ジン、シェラザード、ペテレーネのメンバーで先を進むと第二層のようにゲートが先をロックしていたため、端末を探して外に出る出入り口を見つけたエステル達はブルブランのように執行者が待ち構えていると思い、警戒しながら外に出た………

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