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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第197話
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の眼鏡の娘も含めたご主人様のクラスメイト達も全員リザイラの精霊魔術の力で逃がしたからとりあえず、しばらくは大丈夫なはずよ。」

「―――少なくとも全員それぞれ”現在”は安全な場所にいるはずです。―――それとセレーネ。心配しなくても食料等は私が用意しますよ。」

セリーヌに睨まれたベルフェゴールは笑顔の状態で口元をピクピクしながら顔に青筋をいくつも立ててセリーヌを見つめ、リザイラは呆れた表情で指摘した後セレーネを見つめて微笑んだ。



「え……?」

そしてリザイラの言葉にセレーネが呆けたその時

「大地の精霊達よ、精霊王女たる我が呼びかけに応えよ!」

リザイラが地面に種をまいてその場で詠唱をすると種がまかれた場所から芽が出て来た後どんどん成長し、あっという間に木へと成長し、成長した木にはそれぞれ様々な果実が実っていた!

「ええっ!?」

「………………」

それを見たセレーネは驚き、セリーヌは絶句し

「後は寒さを防ぐ為に家も必要ですが……肝心の木がありませんね。―――ベルフェゴール、少し手伝ってもらいますよ。」

「オッケー。」

そして二人は転移魔術でその場から消えて少しすると数本の切り倒したと思われる木や山となっている何かの草と共に現れ

「精霊達よ!」

リザイラが膨大な魔力を解放すると木は勝手に切り刻まれてまるで意思を持つかのように自ら動いて小さな家となり、家の中には暖炉に加えて草のベッドと小さな風呂があった。



「こ、これ全てがリザイラさんの魔術によるものなのですか……!?こんな事までできるなんて、リザイラさん、まるで神様みたいですわね……」

「ふふふ、精霊王女たる私からすれば造作もない事ですよ。」

家ができた後リザイラに促されて家に入ったセレーネは家の中にある物を見て信じられない表情をし、リザイラは静かな笑みを浮かべ

「うふふ、さすが自然や精霊達の力を借りればある程度の事なら何でも解決できる”精霊王女”ね♪一家に一人は欲しい存在ね♪」

「……呆れた。”精霊王”だからと言って、普通、精霊達や魔法をそんな事に使うかしら?」

ベルフェゴールはからかいの表情になり、セリーヌは呆れた表情でリザイラを見つめた。



「後はそこら辺にいる野生の動物や魚を狩って調理すれば、バランス良く栄養が取れるわね。さてと――――お仕置きを受けたくなかったら、その鉄屑を使ってあの場から勝手に撤退した事や貴女達の事情とかも全て吐いてもらうわよ?」

「先に言っておきますが出し惜しみは一切許しませんよ?」

「……わかっているわよ。」

それぞれ顔に青筋を立てて笑顔で自分を見つめるベルフェゴールとリザイラを見たセリーヌは溜息を吐いて事情を説明し
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