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魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜風雪の忍と光の戦士〜
第四話 決闘者 ―デュエリスト―
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 とある休日、紗那は閉ざされた大きな扉の前で立ち尽くしていた。

「……どうしようかな、この後……」

 暇になっちゃった、と白いワンピース姿で、かばんを肩から下げた紗那はため息を吐く。その日彼女は勉強に使う本を借りるために図書館に行こうと思っていて、実際に来たのだが……着いてみると運悪く休館日で中に入れず、予定がなくなってしまったのだ。

 とはいえ、この日は夏にありがちな湿気の高いジメジメした気候ではなく、カラッとした良い天気だった。そのまま帰るのももったいないし芸がないと思った紗那は、少し散歩してから帰ろうと図書館の近くにある公園に向けて歩き出した。とくに遊具が置いてある訳ではないが、大きな丘や池、噴水や木々がたくさんある自然に富んだ場所だ。

「……いい天気……」

 そう呟いて見上げた空には、大きな入道雲が浮いている。それを見て反射的に「行ってみたい……」と思った紗那は、自分の思考がかなりブレイブデュエルに毒されていることに気付いてクスッと笑った。どうやら彼女が自分で考えているよりも、ブレイブデュエルは生活の一部になっているらしい。それは彼女にとってとても喜ばしいこと……なのだが、最近になってひとつ困ったことができてしまった。それを思い出し、紗那は小さくため息を吐いた。

 先日の疾風とのバトルの後、紗那にはいつの間にか二つ名が付けられていた。その名も“風雪の忍”。忍者のようなバリアジャケットで風のように速く空を翔け抜け、雪の舞うように回避し戦う、という意味からつけられたらしい。だが、紗那はそれを素直に喜べないでいた。通り名が付くのはまだいいとして……まぁそれだけでも彼女にとっては“目立つ”という意味であまり喜べることではないのだが……彼女は基本的に無口でデュエル中は必要以上に話さないので、寡黙な人間だという印象がついてしまったらしい。そのため一部のデュエリストからは近寄りがたい存在……さらにエスカレートすると不気味、とまで言われてしまっているらしいのだ。

 困ったなぁ、と少々落ちこんだ紗那だったが……それを首を振って気分を変えようと振り払った。気晴らしのために散歩中なんだから、と気持ちを切り替えて公園の中を歩いていく。鳥の声や、駆け回って遊ぶ子供たちの声。それらを聞きながら、ゆっくりと歩く。そして池のほとりにあるベンチに休憩をしようと腰を下ろして一息つき……ふと、道の向こうから歩いてくる人影を見つけた。

「……あれ?」

 その人影が知っている人間に似ているような気がして、紗那はしかしこんなところでバッタリ会うものかと首を傾げた。その人影の方も彼女に気付いたようで片手を上げて近づいてくる。それは紗那の予測した通り……

「疾風?」

「おう、紗那。おはよう」

 そう、黒い長そでTシャツに黒いズ
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